《旧》怪盗Aは立花 彩

☆14☆ ページ16

Side 須美

俺は今、犯人を追いかけている途中。

あの犯人………Aさん としよう。

Aさんを足はそこそこ速いな。


まぁ、フード被ってて男か女かわからんが。

Aさんは非常階段の方へ行く。

俺が追いかけてんの気づいたな。


？「お前、何？」

生意気。

須「こっちのセリフだ。人の私物を盗んでおいて！」

俺ら一応怪盗だから、人の事言えねー。

？「！！！ お前ってもしかして………日本人のダチ？」

は？

意味わかんねえー。

？「俺、紅井って言うんだけどよ」

あ、自ら自分の名を名乗った。

まぁ、好都合だしな。

ていうか、紅井って………っあ！

須「お前、真中いじめてた奴だろ！ ………確かに俺、あの日本人のダチだぜ」

この前、彩が言ってたわ。

紅「あっそ」

え、素っ気な。

なんか腹立つ！

紅「お前、ダチなら返す」

あ、ダチ限定なの？

須「なんで急に返そうと思ったんだよ」

紅「教えねー」

ダチでも駄目なんだね。

紅「まぁ、言える範囲だったら、俺はあの人の幹部となり もっと大きな事をするから」

なんか……危ないな。

マークしとくか。

紅「んじゃ」

は、待てよ！

須「逃げんじゃn

紅「お前動いたら、これ壊すから」

駄目だ。

脅迫された。

仕方ねー。

須「分かった。いつまで動いたらダメだ？」

紅「うーん、今、14時58分だから、15時になったら、な」

くっそー！

------------------------------------
Side アーヤ に戻りまーす！ dy 作者

須美、おそいなぁ〜。

須「彩、お待たせ」

彩「あ、来た！」

やっと来たね。

真「あぁ、私のお財布とサファイアの指輪だわ。ありがとう。あ、名前は？」

須「立花……

私は百合子さんの死角になっている位置で 「あ・や・み」 と口を動かす。

これは 読唇術 といって、唇の動きだけで相手が何て言ってるか読み取る動作なの。

怪盗ジュエリーズのみんなは完璧に出来るんだよ。

まぁ、相手が人間であればだけど。

須「立花 彩美 です」

真「そう、分かったわ。彩美ちゃん、彩ちゃん、ありがとうね」

彩「いえいえ」


☆☆☆☆☆

それにしても、あの犯人が紅井だったとは。

須「ああ、あの紅井って奴は、真中家族に相当な恨みを持ってんじゃねぇ？」

彩「多分ね」

あ、今は衣里の家に行く途中だよ。

自分の家で、ラピスラズリの指輪をじっくり見てるからね。

まぁ、報告会議もあるんだけどさ。




その時、私達は知らなかった。

紅井が言ってた事に関わってしまうとは………

☆15☆→←☆13☆

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
• 健康運: ★★★★★
• 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーアルファベット

X

ラッキー方角

西 - この方角に福があるはずです

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す