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★19 ページ19
遠くで所長と一緒に挨拶回りをしている
彼女を見つけた
女性が少ないパーティという事と
大きく開いた背中を隠す様に
薄い生地を被せたオシャレで
落ち着いたモスグリーンのドレスで
彼女の姿は目立っていた
次は誰の所に行くのだろうと
視線を集めていた
俺もそのうちの1人…
出版社の義理で招待されただけの俺からは
行きづらい
フリーの時を狙って行けたらな…
ん…なんでここに？
彼女が振り返り笑顔になる
えっ頭の中パニックなんだけど
お互い近づいて
話し始めた
男の手が彼女の肩に乗る
……マジ、パニック
どこでどう繋がるの？
緑だし←関係あるのか
あの刈り上げ具合といい
スタイルといい
さっきまで一緒に仕事してたじゃん!!!
パーティとか言ってたか？
仲良しな感じが
モヤモヤっとさせた
「櫻井さん」
「あ…編集長」
「どうかされました？」
「いえ…
あの｡｡｡なんでうちの相葉が？」
彼女と話す男の方を見た
「あーーあの方
確かに相葉さんに似てますよね
今、この業界で
一番注目されているんじゃないかな」
「はぁ……」
確かに…よく見ると違う
「お名前は岩永彰さんです
今度、一緒にどうですか？
えっと……櫻葉で対談!?みたいな」
「櫻葉wwwwww
あははっいいですね」
相葉くんじゃなくて
安心!?……安心か？
全然安心出来ないよ
……
彼女から離れないから
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作者名：moco
| 作成日時：2018年3月7日 23時
