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urt side
Aの助あたまいたみざわ
仕事が終わってスマホを見ると、Aからふざけたようなメッセージが来ていた。時間は……2時間と少し前。
「……あっのバカ、」
思わずスマホを強く握りしめる。……あいつはいつも、辛い時ほど空元気を出す。本人も無自覚なんだろうけど、ほんとバカ。
がんばれ、と打ち込んで仕事仲間に挨拶をして帰る準備をした。
家とはそれなりに近いから運動ついでに歩く予定だったけど、急遽変更。急いでタクシーを呼んで住所を伝えた。
それにしても頭痛ってなんだ、色んな病気に当てはまるから特定できんのだが。
検索してももちろんわからない。Aに他の症状を聞きたいけど、Aは何故か明るい光を見るだけで頭痛くなるらしいから……ニートじゃん。
まあとにかく、帰ってから聞けばいいかな、って感じ。
**
家に着くと、とにかく静寂だった。電気はついてるのに
その違和感に背筋が冷えながらもタクシーの運転手さんにお金と共にお礼を言った。
がちゃり、と扉を開く。ただいまー、と声をかけても返事は来なかった。
「Aー」
出来るだけ早く、でも不安にさせないように足音をたてずに歩く。
どさり、と何かが倒れ落ちる音が聞こえる。まさか、と音がした部屋へ向かうと、Aがお腹を抱えて倒れていた。
「……A」
頭に冷水を浴びせられたような気がした。……えっと、こういう時ってどうすればいいんだっけ。まずは救急車？まず脈とか測った方がいいのかな、上手くできるかな。
回らない頭で考えるもぜんぶ行動に移せず、声をかけながら背中をさすることしか出来ない。
そんな時、ふと目に入る洋服についた血。やっとなんでこうなっているのか理解した。
Aの辛そうな呻き声がふと止まる。顔を覗き込むと涙がぽろりと零れてきて目を見開いた。
「……わ、たる、」
苦しげに絞り出されたその言葉。
それを聞いて、思わず俺はAの体をそっと起こした。こぼれ落ちた辛そうな声に胸が苦しくなる。
そのすぐに壊れてしまいそうな体をそっと引き寄せ、優しく優しく抱きしめた。
「大丈夫、だから」
その声が聞こえたかどうかは分からないけど、その状態でそっと背中を撫でていると、段々荒い息と呻き声が収まっていった。
「……わたる、もう平気」
しばらく腕の中に閉じ込めていると、Aがそう言って少し動いた。
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紅い猫 - えへへへへ･･･にやける()甘すぎてもう私がお菓子になるレベルですね(は？)私的には海のお話が一番好きでした(全部好きだけど)夢主のお友達と気が合いそう･･･えへへへへへ･･･()更新頑張ってください･･･大好きです･･･(唐突) (2020年8月14日 12時) (
レス) id: ab853c85cf (このIDを非表示/違反報告)
まーかー(プロフ) - 絵怜音さん» 返信ありがとうございます(･´ω`･)あと誤字ってましたwごめんなさい！！またお話楽しみにしてます！！ (2020年8月11日 11時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
柴イヌ - あー最高です。お二人とも可愛いですね！本当におめでたい！ (2020年8月10日 17時) (レス) id: 525b615957 (このIDを非表示/違反報告)
絵怜音(プロフ) - まーかーさん» コメントありがとうございます！あの2人はかしこまろうと頑張っても数分後には元通りになると思いますw かわいいですよね(･´ω`･)あと、この顔文字とても好きです(･´ω`･) (2020年8月10日 7時) (レス) id: d5db198697 (このIDを非表示/違反報告)
まーかー(プロフ) - ドSカップルシリーズ大好きです！！誕生日でも相変わらずなふたりwめっちゃかわいかった弟子(･´ω`･) (2020年8月9日 23時) (レス) id: f217387575 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵怜音 x他1人 | 作成日時：2020年3月18日 20時
