検索窓
今日:7 hit、昨日:2 hit、合計:25,409 hit

とぅえんてぃつー ページ24

「まさかだけどこことか言わないよね?」







「そのまさか。このホテルだよ」






「うーわ……お洒落してきて良かったわ」






目の前に見える静岡が誇る高級ホテルがそびえ立つ。



こんな所に行くとか聞いてませんけど






「だいち、ぼーっとしてないで行こうよ」







「へぇい」






「何その変な声。緊張しすぎ」







「だって驚くでしょ!!滅多に来ないもん!」





「子供みたい」と軽く笑われ、Aは颯爽と車から降りる。






こんなの成人式以来なんだよ……





呆気に取られながらも俺も車から降りる。






「何か怖くなってきた……ほんとにここなの?」








「当たり前でしょ。緊張しなくていいし、いつものだいちでいてよ」







「うえぇ……」







背中を押され渋々とホテルに向かって歩く。






入れば豪華なシャンデリアらしきものが目に入る。






「うーわ……俺入ってもいいの?」







「いいに決まってるじゃん。庶民じゃないもん」







「いやバリ庶民ですけども……」







「私にとってYouTuberは庶民にはできない」





Aは特に表情も変えずにエレベーターへと向かう。俺はその後を追うだけ。






「えーと24階かな」







「そんな上!? そんな高級な所を予約したの……?」






「まぁそれなりに金はあるし、美味しそうだからいいかなーって」






「軽く行けるの尊敬します……」







物凄いスピードで上へと上がるエレベーターにびびりながら無機質な音が響く。






「着いた」







「マジで怖いんだけど……」







扉が開くと高そうな服を着た女性がお辞儀をしてきた。





「いらっしゃいませ。橘様であってらっしゃいますでしょうか」







「はい、そうです」







「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」






着いていくと如何にも高い服を着る人ばかり。




俺は戸惑いながらも窓際の席に案内され、大人しく席に座る。






「お久しぶりで御座います、橘様。専属シェフの赤澤です」






「お久しぶりです。相変わらずお変わり無く。早速、予約したコースをお願いします」







「畏まりました」






慣れた手つきで赤澤という男性に指示を出すAに疑問を抱く。







「A、あの人誰」

とぅえんてぃすりー→←とぅえんてぃわん



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (36 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
124人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あや(プロフ) - かなとさん» 申し訳ございません。以後気をつけて参ります (2019年9月1日 20時) (レス) id: 0a2930288c (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はありますか? (2019年9月1日 20時) (レス) id: a276c47867 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あや x他1人 | 作成日時:2019年9月1日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。