さーてぃーん ページ14
「ん、おはよ」
「うぉわ!? 起きてたなら言ってよぉ。てさもうバッチリ決めてるじゃんw」
「そういうだいちもかっこよくなってるけど?」
「まぁねぇん!デートなんだからこれぐらいはちゃんとしないとね」
そうだねと共感してくれるAを見て、昂っていた感情はさらにヒートアップ。
普段なら絶対しないワックスも今日はガチガチに固めるぐらいしてる。
「朝食はコンビニで買お。早く行きたいから」
「Aが急かすなんて初めてかも…だいちくん感動よ」
「大袈裟すぎ。ほら車に行くよ」
少しぐらいは話に乗ってくれてもいいのに。そこがAの特徴って言えばそうだけど。
「運転どうする? 一回行ったから場所分かるけど」
「誘った私が運転するよ。だいちくんは隣で寝てて下さいな」
「え、それは彼氏として失格だから無理」
「だって昨日は遅くまで起きてたんでしょ? 少しでも睡眠を取って夜まで起きれる体にしといて」
怪しい微笑みを見せて、玄関に手をかけるAに胸打たれ。
そんな事言われちゃうと尚更、期待しちゃいますけども。
「あ、噂のデートですか?」
「噂ってなんだよw Aに誘われたの知ってるやろがい」
「知ってますとも。でも嫉妬しちゃいますねぇ。取られた感じがします」
「元々お前の彼女じゃないしw 今日は一日居ないからそこんとこよろぴく」
「分かりましたよ。Aさん、お土産お願いします」
「任せて」
ちゃっかりお土産を頼まないでくれともたかや。
「んじゃ、行ってきまーす」
「行ってきます」
「気をつけてくださいねー」
軽く手を振って、俺の車が止めてある倉庫に直行。
慣れた手つきで車に乗り込み、エンジンをかける。
「本当に寝ちゃっていいの? A寂しくない?」
「うん。一人で車乗って会社行ってれば寂しいなんて
「どぎついの言ってきますねぇ。ならお言葉に甘えて寝させて貰います」
「おやすみ。着く直前ぐらいになったら起こすよ」
目を瞑って、車が動く音に耳を傾ける。
静かに出発すると、流れてくるクラシックの音で凄く気持ちよく寝れた。
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あや(プロフ) - かなとさん» 申し訳ございません。以後気をつけて参ります (2019年9月1日 20時) (レス) id: 0a2930288c (このIDを非表示/違反報告)
かなと - オリジナルフラグをお外し下さい。違反だという意識はありますか? (2019年9月1日 20時) (レス) id: a276c47867 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あや x他1人 | 作成日時:2019年9月1日 20時