もう1人の副総長

35話 ページ36

手術中のランプが消え、終わりを告げていた。

中から医者が出て来た。

｢手術は、成功です｣


ドラケンが助かり、みんなが喜んだ。

ﾀｹﾐﾁ｢やったぁぁ！ドラケン君が助かった！｣

三ツ谷｢うっせーよ、お前。外で皆待ってるから知らせに行くぞ！｣

三ツ谷の後を、溝中五人衆が着いて行った。

ﾍﾟｰ｢俺…は…みんなには、会えねぇ｣

三ツ谷｢ぺーやん、お前がパーちん想ってやっちまった事は、みんな分かってくれるよ。だけどな、1番パーちんのこと考えてたのは、ドラケンだからな。｣

三ツ谷は、ペーやんにパーちんが捕まってからドラケンが面会に、着いて行っていることを伝えた。だが、面会は親族のみな為いつも終わるまで外で待っていたことも伝えた。


外に出るとドラケンが助かったことに喜ぶ男達がいた。
みんな嬉しそうにはしゃいでいた。
そんな中、武道はマイキーと(人2)の姿を探したが二人は、ここには見当たらず周囲を探しに行った。

武道は、人気のない離れた所で二人を見つけた。
声を掛けようとしたが、


ﾏｲｷｰ｢よかった…ケンちん｣

『うん…』ｸﾞｽ…


マイキーが泣いている(人2)安心させるため抱きしめていた。そしてマイキーも泣いてしまい、お互いを安心させるかのように手を繋ぎ、泣きながら座りこんだ。
そんな二人を見て、武道は声をかけられずその場をあとにした。

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