何百年も生きてたら生まれ変わりにも出会います［ヘタリア］

察しのいい。 ページ5

俺が会場に着くと、ドイツ、日本、スイス、オランダとお決まりの早い組メンバーがもう揃っていた。


「こんにちはイギリスさん、今日はお早いのですね」

「あぁ。少し早く目が覚めたんだ。」

「そうだったのですね。そういえば、少々お顔色が優れないようですが…？」

「そ、そうか？」

「えぇ…。私の気の所為でしょうか…あ、ドイツさん、イギリスさんが少し体調が悪いように見えませんか？」

「ふむ…。言われてみれば少し顔色が悪いな。風邪でも引いたのか？」

「いや別に経済悪くなったりしてねぇから問題無いはずだ」


ドイツと日本に気づかれてしまった。
アイツを知らないこの２人には誤魔化しがきくが髭野郎にはバレちまうな…。


「どうかお体には気を付けてくださいね。」

「あぁ、さんきゅ」

「健康管理は軍人として最も大切なことである。疎かにするな。」


スイスからも一喝され、俺は一旦頭を冷やそうと外に出た。

まだ雪が残る景色を駆け抜ける風に俺は少し顔をしかめて立ち止まった。

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