検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:104,778 hit

#33 ページ33

ここからは、俺、オスマンの断片的な記憶や。


ゾムがそう言うやいなや、Aは少し微笑んだ。


os「…A?」


すると、俺のみぞおちに蹴りが入った。力が抜け切っていた俺はあっという間に後ろに飛ばされた。蹴ったのは、Aだった。


あのときは骨がいったんじゃないかと思うくらい強かった。実際にはなんともなかったが。恐らく、身体能力増強して力の制御が難しいなかで傷つけない程度で蹴り飛ばしたんだと思う。


ホンマに、優しい子や。


shp「オスマンさん!!!」


zm/kn/sha「オスマン!!!!!」


俺らがAから離れた瞬間、俺らとAの間に瓦礫が落ちてきた。
もう、遅かった。


飛ばされている時の記憶は無いに等しい。痛みの方が強かったんや。















ただ、あん時、Aは困った笑顔でこっちを見て
















泣きながら、こう言ってたことだけは、鮮明に覚えとる
















「ありがとう___…だ」

















ドォォォオォォオォォオォォ…!!!!!
















そこからの記憶は、なかった。


目が覚めた時には、我々国城内に戻っとった。俺のことは、ショッピくんが担いで城の外まで連れていってくれたらしい。
廃城は崩壊。跡形もなく全て崩れ去ったようやった。
Aを探そうとしたらしいがゾムたちまでもが倒れ、捜索は諦めたそうや。


後日、我々国幹部限定で旧エルタ国廃城に行き、Aの行方を調べた。彼女の囚われていた拷問用の枷は破壊されていた。が、そこに彼女の姿はなかった___。


信じたくはなかった。灰と化したなどと。俺は泣いた。人生で1番泣いたかも知らん。


枷の近くには、Aが日頃からつけていたミサンガが落ちていたからだ…。


そして、約3年の時が流れた___。

#34→←#32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (207 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
641人がお気に入り
設定タグ:wrwrd! , 軍パロ , os
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あまね(プロフ) - 神でしょ! (10月2日 22時) (レス) @page38 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
ノノルア(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!とっとってもおもしろくてまた読みたいなと思える作品でした!素敵な作品をありがとうございました! (6月18日 13時) (レス) @page38 id: 3a2fea500c (このIDを非表示/違反報告)
ユキシラ(プロフ) - 初コメ失礼します!完結おめでとうございます!!すごく感動しました!素敵な作品ありがとうございました! (2023年2月18日 20時) (レス) @page38 id: bf38fda11f (このIDを非表示/違反報告)
ミルク(プロフ) - 完結おめでとうございます!本当に最高でした! (2023年2月18日 19時) (レス) @page38 id: d6f8a4c568 (このIDを非表示/違反報告)
オタクnowだ!(プロフ) - マンちゃんカワ(・∀・)イイ!! (2022年12月23日 17時) (レス) id: e80884ff4e (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:CLEAR | 作成日時:2022年11月28日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。