カラフルなピーチの彼らの短編集

続き◆ ページ20

『…ッ…うぅ…』





もふさん
｢…よしよし、よく頑張ったね………人間ってさ、溜め込んでばかりいると…
　 絶対に…何時かは壊れてしまうんだ。俺は、Aには、そうなってほしくない…｣
彼の表情は、困っているような苦しんでいるような…そんな笑みを向けてきます。もし、彼に
一度も頼りもせずに自サツでもしてみてください、彼は絶対に貴方の跡を追いますよ？
それが嫌なら、少しでも相談しましょう。彼なりに真剣に考えてくれます。



ヒロさん
｢…わっ！なーに泣いてんのって！…あ、ビックリした？ははっ、A
　 凄く変な顔になってるよww怒らないでよ〜……………辛かったら、何時でも頼ってね。｣
いつの間にか貴方の後ろにいた彼。貴方はそれに気付かずに泣いてると、彼に急に驚かされます。
一見、シリアルクラッシュだと思いますが…彼なりに明るく振る舞い、慰めてくれてますよ。



シヴァさん
｢…………………………
　 …あ、A。これ、淹れといたから飲みなよ。｣
彼は、赤色の誰かと同じでこういう時、どういう言葉を掛ければいいのか分からないようです。
それでも、貴方が落ち着いてくると、彼は貴方のために淹れてくれたココアをくれました。
彼は少し哀愁を帯びている表情で貴方に微笑んできますね。



のあさん
｢…辛かったら、私に言ってくださいよ…失ってからでは遅いんですから…
　 だから、私を後悔させないために相談してください…｣
彼女は貴方を強く抱き締めますが、抱き締めてくれてる彼女の体は小刻みに震えています。
その震える彼女を貴方は力なく抱き締め返すと、彼女からも嗚咽が聞こえてきますね。
きっと彼女は、貴方がいなくなってしまうのでは、と不安になったのでしょう。



えとさん
｢どうしたの？！え、気にしないでって…気にしない訳ないじゃん！
　 …私、そんなに頼りない？………じゃあ、なんで、泣いてるのか、聞いてもいいかな…？｣
貴方が泣いてるのに気付くと彼女は少し驚きながらも理由を聞いてきます。
先程の事を言う彼女は今にでも涙が溢れそうになりながらも、必死に涙を堪えていますね。



るなさん
｢…私、泣いてる時、Aに慰められてとても嬉しかったんですよ。
　 ………今、その恩を返す番ですよね。｣
彼女も挫けそうになった時があり、その時は貴方が慰めましたね。
ですが、現に今、貴方が辛くて泣いていると何処からともなく彼女が来ます。
今度は彼女が貴方の助けになる番なんでしょうね。

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