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昨夜の口論のせいか、今朝の目覚めは最悪
眠って少し落ち着いたはずの情緒でも、やはりリドルの主張を受け入れられない自分がいる。
もしかしたら本当に私とジェイドの距離が近いのかもしれない。けれど、それは監督生に尽くす貴方から指摘されることじゃない
そんな怒りと憂鬱を抱えながらジェイドとの約束のため準備も程々に部屋を出る。
ラウンジに着く頃には彼から“到着したら中に入って構いません”と簡潔な連絡が入っていた。
こちらの動きを把握しているかのようなタイミングに背筋が凍りかけたが、よく考えるとタイミングの良さは今に始まったことじゃない。
『(……恐ろしいウツボ)』
彼の習性に苦笑を零しながらモストロラウンジの戸を押して、誰も居ない室内へ足を進める
『…ジェイド？』
想定外な事に室内の電気はついていない
ラウンジ内に設置された大きな水槽の光の屈折によってギリギリ室内が見渡せるぐらい
……水槽？
そう言えばどうして水槽だけ明るく＿＿＿
『！？』
その明るさに疑問を抱き、水槽の前に立った刹那に目の前を通りすぎた魚影
『……全く。サプライズがすぎるんじゃなくて？ジェイド』
「フフ、驚いて頂けたようで何よりです」
突如として現れたそれは
碧い身体に立派な尾鰭を持ち、普段の色気が美しさに変貌したウツボの人魚。
＿＿＿私達が初めて言葉を交わしたあの時と同じ姿
その懐かしさに心が揺さぶられ、本能的に水槽の硝子に手を伸ばすと、彼もまた同じように手を伸ばす
『ふふっ、…え、ちょっと！？なんで、！！！』
しかしロマンチックを感じたのも束の間
私の手の感触はひんやりした硝子から水へ、そして更に肉体の生々しい感覚へ移っていく。
硝子で隔てられていたはずの身体がどんどん海の方へ入っていくのだ
『(……まずい)』
泳げない訳では無い
けれどここは泳げる泳げないが基準になるような場所ではない。第一、呼吸だって持つわけが＿＿＿＿
『ん！んん！？……ｹﾞﾎｯ、…不味い、』
「これで貴方も水中で呼吸できますよ。……それにしても、せっかく僕が貴女の手を取ってあげたというのに“生々しい肉体の感覚”と思われるのは心外というか、」
命が助かった事に安堵したものの悪戯な笑みを浮かべたジェイドの独り言に我に返る
＿＿＿＿＿私今、ジェイドに抱きしめられてる？
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テト(プロフ) - なんか監督生も悪気がないようで､､､あるようで､､､もう！！！夢主ちゃんはジェイドとくっついちゃえ！ (5月7日 2時) (
レス) @page34 id: a46c77cf46 (このIDを非表示/違反報告)
もも - ジェイド君、リドル君、監督生ちゃん、夢主ちゃんの関係がどのようになっていくか気になりますね。またの更新を心より待ち望んでおります。無理のないようにがんばってください！ (5月6日 20時) (レス) @page34 id: 9438123b46 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 椥さん» 興奮が伝わるコメントありがとうございます！笑これからもご期待に添えるよう精進します！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 森。さん» 気に入って頂けて嬉しい限りです！！今後も本作品をよろしくお願いします！ (5月5日 17時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
椥 - 連投すみません。間違えました。歳神話ではなく最新話です。興奮しすぎました。 (5月4日 22時) (レス) id: 2a061a5b6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年12月2日 14時
