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『……どうしたの？』
それは部活動開始初日から先輩を蹴散らし、絶賛注目の的になっている新1年生の千切豹馬
｢……先輩の名前聞いてないんすけど｣
『あ〜ごめんごめん』
本来であれば先に名乗るべきは私だったのに、先に名乗らせた挙句、自分の名前は告げずに去ろうとするなんて
『2年マネージャーの西宮Aです。部員からは姐さんとか西宮とか色々呼ばれてるから好きに呼んで』
｢じゃA先輩で。｣
『うん？あ、うん』
なんだろう。部員の中で名前で呼んでくるのが鰐間兄弟だけなせいか名前で呼ばれる事に違和感を感じる
まぁ、それもいつかは慣れるだろうと自分に言い聞かせ、足を進めようとするともう一度腕を引かれる
え、なに
｢……どこ行くんすか｣
『準備。途中だったから』
｢手伝います｣
聞いた？
ねぇ聞いた？
手伝いますだって。神様かな？？
『……あ。やっぱいいや。千切は戻って』
｢は？｣
『監督来る前に整列しなきゃだからさ。ほら戻った戻った〜』
時計を確認すると監督が来る数分前。
手伝ってもらえるラッキーとも思ったけど、整列間に合わないと色々とめんどくさい。
更にそれがマネの仕事の手伝いとバレたら私が叱責される
それだけは絶対に避けたい。
千切の背中を部員達の方へグイグイ押し、諦めて列へ戻っていくその姿を確認してから私も準備へ戻る。
やりかけのままのタイマーセットを終わらせ、急いで得点板を出すと少し遠くから監督が歩いて来るのが見えた。
それに合わせ小走りで整列場所へ向かい、部員の“こんにちは”と言う爆音挨拶と共に礼をする。
「……鰐間兄弟は？」
『開始前に問題を起こしたので外周させてます』
「あ〜はいはい。タイムは？」
『今10分6秒なので少し遅め位です』
「じゃ後で3周追加しといて」
監督の指示に返信をし、ノートを開いてメニューを書き込む。
アイツら今日何周外周するんだろ
｢＿＿＿じゃあしっかり準備運動してアップの外周15周から〜｣
監督のそのかけ声で始まった羅古捨実業高校サッカー部の部活。
ゾロゾロと部員が動き出す中で
またルービーの瞳と視線が交わった気がした。
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かまぼこ(プロフ) - 志希さん» わぁありがとうございます！！ゆっくりと更新してまいります！ (2月29日 16時) (
レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
志希(プロフ) - 大好きな作品です！主様のペースでゆっくり頑張ってください(*´˘`*) (2月27日 0時) (レス) @page26 id: 72017f3ec0 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 夜月 サキさん» 更新お待ちさせてしまって申し訳ないです…。今後も本作品をよろしくお願いします！ (2月12日 19時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 サキ - 続き気になる〜 (2月12日 13時) (レス) @page24 id: 911abfc5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年8月1日 22時
