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『……あの子誰？』
｢あの〜ほらアレ！！監督がめっちゃ期待してた！！｣
私たちがボーッと眺めている間にも赤髪の彼は持ち前の瞬足でゴールへ駆け抜け、そのままシュートを決める
｢なんか鰐間がイキって“最強は俺達だから俺達に従え”的な事言ったら、1年が“そう言うのめんどくさいから俺が勝ったら撤廃で”って反抗し始めて……初日なのにヤバいよ、、｣
『ふーん』
｢ふーん、じゃないって！！姐さんどうにかして！！｣
『うわ、』
余程焦っているのか急に腕を引き、問題の彼らの所まで強制連行する2年部員
それに気づいて残りの部員達も“頼んだ”と言わんばかりに私に向かって合掌する。
初日からめんどくさい。
そう思いながら3人の元へ行くと、その距離が近くなるにつれて鰐間弟の怒りの声が大きくなる
｢A！！この生意気な後輩をどうにかしろ！！！｣
『え〜』
｢え〜じゃない！！｣
皆私に仕事押し付けすぎじゃない？
マネージャーは青タヌキロボットの便利道具じゃないんだけど
『……名前は？』
「っ、……千切豹馬、です」
突然先輩マネに声をかけられて驚いたのだろうか。
一瞬肩を強ばらせ、訝しげな表情で名乗った赤髪の1年生
『千切ね。……うん。良くやった』
｢あ、はい。…………は？｣
｢｢あ”ぁ”？｣｣
『え？』
いい子、と艶やかな赤髪を撫でると目の前の彼は目をかっ開き、背後の兄弟は凄んで圧力をかける。
その圧は大して怖くないが気味が悪い。
｢ふざけるなA！！とお兄は怒っている！！あと俺も！！｣
またもやギャーギャーと騒ぎ、鼻息を荒くする鰐間兄弟
極めていつも通りその展開に出てくるのは最早溜息だけだった。
『うるさいんだよ鰐間兄弟。最強に従う原理原則で千切の提案に従え。それとも全員の前でそんな原則存在しませんでしたって土下座する？』
「え、や、あの」
『あと部の雰囲気乱した罰で事前外周3周ね。10分以内に整列しなかったら監督にバレるから、その時は私の口から事情話しとく』
｢ま、待てよ！！｣
『じゃ行きまーす。よーいスタート』
必死の静止を無視して首元にかけてあったストップウォッチを押すと、絶望したかのような表情で全力で駆け出す眉双子。
＿＿＿＿＿＿＿＿そして
準備へ戻ろうと踵を返した刹那腕を捕まれ、
ルビーのような瞳と視線が交わった
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かまぼこ(プロフ) - 志希さん» わぁありがとうございます！！ゆっくりと更新してまいります！ (2月29日 16時) (
レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
志希(プロフ) - 大好きな作品です！主様のペースでゆっくり頑張ってください(*´˘`*) (2月27日 0時) (レス) @page26 id: 72017f3ec0 (このIDを非表示/違反報告)
かまぼこ(プロフ) - 夜月 サキさん» 更新お待ちさせてしまって申し訳ないです…。今後も本作品をよろしくお願いします！ (2月12日 19時) (レス) id: b72455cc3b (このIDを非表示/違反報告)
夜月 サキ - 続き気になる〜 (2月12日 13時) (レス) @page24 id: 911abfc5cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かまぼこ | 作成日時：2023年8月1日 22時
