妄想吐露〈ym×in〉

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次の日、伊野尾ちゃんに呼び出された。
告白の返事をされることくらい、わかっていた
今までにないくらい、俺は緊張していた


「やまだ、ごめん！！」


伊野尾ちゃんは開口一番俺に謝ってきた


「いままで、やまだが俺に好意を抱いてくれてるの気付かなくて、ずっと大ちゃんの相談してた。俺がその立場だったら絶対に無理。いろいろ無理させてたと思う。気付かなくて本当にごめん！！」

昨日からいろいろ考えてくれたんだな…

「伊野尾ちゃん！いやいや、気付かせないようにしてたんだから、気付かないの当たり前だから！逆に気付かれてたら困る！笑」

気付かれてたら俺気持ち隠すの下手すぎるだろ笑



「それと…」


まだ言葉を続けようとする伊野尾ちゃん
ついに返事されることがわかって落ち着いてきていた心臓がまたドクドクと鳴り出した


「俺、たぶんまだ大ちゃんのことが好き」


ああ、やっぱり振られるのか…


「うん…」
「でも、昨日から頭から離れないのはやまだの顔で、正直大ちゃんに彼女がいたことよりも驚きが大きくて、なんで泣いてたのか忘れちゃってた笑」


驚きすぎて言葉が出なかった


「たぶん、やまだに惹かれてるんだと思う。でも、中途半端なことはしたくないから、もうちょっと待ってほしい。気持ちの整理がついたら、俺からちゃんと、告白するから。」

伊野尾ちゃんが俺に惹かれてる…？
嬉しすぎて、少し泣きそうになってしまった

「いつまででも待ってるから！」

そう言った俺に、伊野尾ちゃんは優しく微笑んだ



その日から俺は毎日のように伊野尾ちゃんに“好き”だと伝えた
いままでずっと隠してきて伝えられなかったんだから、やっと言葉にできるのが嬉しくて、何度伝えても足りないくらいだ
あと、好きって言った後の照れた伊野尾ちゃんの顔がかわいくてかわいくて、それが見たくて言ってしまうところもある
そのことを伊野尾ちゃんに伝えたら、軽く叩かれてしまったけど、かわいいからなんでも許す、笑

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