妄想吐露〈ym×in〉

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いろんなことを話しながら歩いていく
そういえば

「今日やまだがきてるニット、すっごくかわいいね！どこで買ったの？」
「これ？これは〇〇ってお店で一目惚れして買っちゃったんだ。ちょうどセールしてて、すっごくお得に買えたんだよ！」
「そうなんだ！いいな、俺も同じのほしい」

やまだが一目惚れしたというニット
すっごくかわいくて、今日やまだにあったときから気になってた

「じゃあ、買いに行く？」
「え！お揃いになっちゃうけど、いいの？」
「もちろん！なんで俺が恋人とのお揃い嫌だと思うの笑」

何気なく言われた“恋人”という言葉に照れて黙ってしまう

「あれ？照れてるの？笑」
「照れてない！お店行こ！」

そう言ってやまだの手を引いてお店を目指す


10分ほど歩いたところでお店に着いた

「えーっと…みつけた！これだ！」

お店に入ってすぐやまだと同じニットを見つけることができた
残り一点だったみたい。残っててよかった！

「じゃあ、買ってくるね！」
「ちょっとまって、伊野尾ちゃん」

お会計に行こうとしたらやまだに引き止められた

「ん？どしたの？」
「それ、俺にプレゼントさせてくれない？」

思わぬやまだの言葉に驚いた

「いや、いいよいいよ！いっつもいろいろ買ってもらってるし、俺がお揃いにしたくて買うんだから！」
「俺がプレゼントしたいの。だめ？」

そう言いながらくりくりおめめをうるうるさせながら見つめてくるやまだ
俺がその目に弱いことを知ってるくせに…

「…じゃあ、お願いします」
「やった！じゃあ買ってくるね！」

そう言ってすぐにやまだはお会計に向かった


「はい」
「ありがとう、大切に着る！」

服の入った袋を渡してくれるやまだ
俺はその袋を抱きしめた

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