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監督生の行動 〜2〜 ページ31

「本当に、一人で大丈夫ですか?」

朝食を終え、ジェイドがアズールの事務室へ行く時間になった。

「大丈夫ですよ。もう何度も街には連れて行ってもらってますし、行くところは決まってるんですから。ジェイド先輩、お父さんみたいですよ?」

「おや、お父さん…ですか?」

「可愛い娘を外に行かせるのが心配なお父さん」

「ふふふ。Aさんのお父様は、そういう方なのですか?」

「え…?…たぶん…」

「そうですか。いつか、お会いしてみたいですね…」

ジェイドがAを抱きしめる。

「私は、この世界で生きていきます」

「それは分かっています。そうではなく、Aさんのご家族にいつかお会いできたらという素直な僕の気持ちですよ」

「そしたら、私もジェイド先輩のお父さんとお母さんに会ってみたいです…」

「ふふふ。それは実現可能ですよ。今度、僕が故郷に帰るとき、一緒に連れていきますから」

「本当ですか?嬉しい!」

ジェイドがAにキスをする。

「そろそろ行かなくては…」

「はい。お仕事、頑張ってくださいね」

「Aさんも、アーリーと女子会、楽しんできてくださいね」

ジェイドはもう一度キスをしてAをギュッと抱きしめた。

「では、行ってきます」

「行ってらっしゃい…」

ジェイドは笑顔で部屋を出て行った。

「さて、私もそろそろ出発しようかな…」

Aもバッグを持ち、部屋を出て街に向かった。





無事にAは一人で街に着いた。

〜まずは、紅茶専門店…と…〜

ジェイドに連れて行ってもらった紅茶専門店の道を思い出しながら街を歩く。

〜あった!道、合ってて良かった…〜

Aは店へ入った。
店内にはたくさんの茶葉がずらりと並んでいる。

〜種類多すぎて選ぶの難しい…。でも…やっぱり私が飲みたい紅茶が良いよね…〜

「すみません。アッサムはありますか?」

Aが店員に声を掛けた。

「はい。アッサムでしたらこちらに。ミルクティーにして飲まれますか?」

「あ、はい」

「アッサムはミルクティー向きですが、中でもこちらの茶葉はかなり香りも高く、味もしっかり出ますので、ミルクティー好きの方には人気がありますよ」

丁寧に店員が教えてくれた。

〜ジェイド先輩、私と同じミルクティー好きだし、これにしようかな…〜

「じゃぁ、それを…一つ、お願いします」

「かしこまりました」

Aは店員に茶葉を預け、クッキー選びを始めた。

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魅樹(プロフ) - 五月雨さん» 五月雨様 ありがとうございます。いつも読んで頂いてとても嬉しいです。コメントを糧に、これからも書き続けていきます。引き続き読んで頂けたら嬉しいです。 (2023年2月12日 22時) (レス) id: e979216df4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - うわぁ こんな展開になるなんて…ほんと涙出てきちゃいました。相変わらず素敵な作品ですねぇ〜これからも体調に気をつけて頑張ってください!あと、夢小説を荒らすやつにも気をつけてくださいね (2023年2月12日 21時) (レス) @page40 id: 5406dac44d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:魅樹 | 作成日時:2023年2月8日 12時

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