勝利の夜 〜5〜 ページ23
眠っているAにジェイドは優しくキスをした。
「………」
無反応のAを見ていたら面白くなってきた。
ジェイドは少し強めにキスをする。
「……ん…」
少しだけAが反応した。
ジェイドは更に強くキスをする。
しかも長く。
「……んん…」
Aが少し目を開けた。
「…何…ですか…？」
Aがかすれた声で呟いた。
「Aさん、もう一度、抱いても良いですか？」
ふざけてジェイドが言ってみた。
「……はい…。お願い…しま……す…」
そう言ってAは目を閉じた。
ジェイドはあえてキスをしまくった。
「ん…ん…。ジェイド…先輩…」
Aはまた目を少し開け、力弱くジェイドの首に手を回す。
ジェイドのキスに弱々しく応える。
「Aさん。大好きですよ…」
「私も…」
ジェイドがまたAの身体中に強くキスしていく。
「う…ん……」
「おや…」
ジェイドに激しくされているのにAの腕はジェイドの首から離れ、ベッドにパタンと落ちた。
既に寝息が聞こえる。
「ふふふ。寝てしまいましたね…」
そんなAが愛おし過ぎて、ジェイドは力強くAを抱きしめる。
もちろんAは起きない。
窓枠のサンゴがまた目につく。
〜まだ輝いている…。いつになったら願いを叶えてくれるのですか…〜
ジェイドの疲れも限界だった。
Aを抱きしめてサンゴを見つめながら、ジェイドは間もなく眠ってしまった。
「ジェイド先輩…」
「……ん…」
「ジェイド先輩っ！」
「うっ…！」
寝ているところに突然Aがジェイドの上に乗っかって来た。
「ん〜…。…Aさん…」
「すみませんっ！痛かったですか？苦しかったですか？」
「……いいえ…。驚いただけです…。…おしおきです…」
「…はい…」
Aがジェイドの上に乗ったまま、自分からキスをした。
「寒く…ないですか…？」
「ジェイド先輩とくっついてるので温かいですよ」
「ふふふ。そうですね」
ジェイドは掛け布団をAの頭の上まで掛けた。
自分も布団の中に入ってしまう。
「おはようございます、ジェイド先輩」
「おはようございます、Aさん。…今、何時ですか…？」
「うふふ…。11時ですっ」
「…11時…。寝坊記録…更新です…」
「ジェイド先輩、何度起こしても全然反応なくて、ちょっと心配しましたよ…」
「それは失礼しました…」
「それに…。お腹…空いちゃいました…」
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魅樹(プロフ) - 五月雨さん» 五月雨様 ありがとうございます。いつも読んで頂いてとても嬉しいです。コメントを糧に、これからも書き続けていきます。引き続き読んで頂けたら嬉しいです。 (2023年2月12日 22時) (
レス) id: e979216df4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - うわぁ こんな展開になるなんて…ほんと涙出てきちゃいました。相変わらず素敵な作品ですねぇ〜これからも体調に気をつけて頑張ってください！あと、夢小説を荒らすやつにも気をつけてくださいね (2023年2月12日 21時) (レス) @page40 id: 5406dac44d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魅樹 | 作成日時：2023年2月8日 12時
