結果発表 〜5〜 ページ16
『いよいよ第1位の発表ですっ』
司会者の声に力が入る。
会場も静まり返る。
『第1位。…投票数2002票。ナイトレイブンカレッジ・オクタヴィネル寮チーム、プリン！』
「え…。本当に…？」
会場が一気に拍手と喜びの声で盛り上がる。
「Aさん、やりましたね！」
「やったなっ！Aっ！」
「ほ〜ら、オレたちが優勝するって言ったじゃーん！」
自然と四人が円になり集まった。
トレイたちも惜しみない拍手を送る。
「ジェイド先輩…、私たち…」
「ええ。優勝したのですよ」
「マジでメッチャ嬉しいんッスけどぉーっ！」
「ししゃもちゃん、マジで泣いてる〜！」
フロイドがセナにダル絡みする。
「フロイド先輩っ！俺、嬉し過ぎて涙が止まらないッスよ…」
「あははっ！いーじゃん、泣けばぁ。我慢することねーんだからさぁ」
「はいっ…」
二人の様子を見てジェイドが微笑む。
「おや、セナさんは本当に優勝して泣いてしまいましたね」
そう言ってAを見た。
「おやおや、Aさんまで…。ふふふ。それはそうですよね。今まで頑張って来たのですから。思う存分泣いてくださいね」
ジェイドがAを優しく抱きしめた。
「ジェイド先輩…。信じられなくて、でも、嬉しくて…」
「小エビちゃ〜ん！小エビちゃんも、い〜っぱい泣いちゃえよぉ！あははっ！」
フロイドがAを抱きしめているジェイドの肩に腕を回す。
結局四人が団子状態になってしまった。
「おめでとう！」
「おめでとうございます！」
「誰もが認める票数だよーっ」
他のチームたちからもお祝いの言葉が次々と送られてくる。
「アズール、おめでとう！この票数は文句無しの優勝だね」
「ありがとうございます、リドルさん。僕も、ここまでの票数になるとは思いませんでした。これから本当に忙しくなりますねぇ」
「それが君の狙いだったのだろう？」
「ええ。そうですよ」
「おや？アズール、もしかして泣いて…」
「何を言うんです、リドルさんっ。目が乾燥しただけです」
アズールも目に涙を浮かべていた。
「素直じゃないねえ、アズールは…」
リドルが笑う。
「リドルさんのチームも、本当に健闘されていました。心から、労いの言葉を送りましょう」
「ああ。みんなも喜ぶよ」
リドルがアズールの肩に手を乗せた。
『オクタヴィネル寮チームの皆さんは、前へお越しください』
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魅樹(プロフ) - 五月雨さん» 五月雨様 ありがとうございます。いつも読んで頂いてとても嬉しいです。コメントを糧に、これからも書き続けていきます。引き続き読んで頂けたら嬉しいです。 (2023年2月12日 22時) (
レス) id: e979216df4 (このIDを非表示/違反報告)
五月雨(プロフ) - うわぁ こんな展開になるなんて…ほんと涙出てきちゃいました。相変わらず素敵な作品ですねぇ〜これからも体調に気をつけて頑張ってください！あと、夢小説を荒らすやつにも気をつけてくださいね (2023年2月12日 21時) (レス) @page40 id: 5406dac44d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魅樹 | 作成日時：2023年2月8日 12時
