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思い出のクッキー 〜3〜 ページ6

フロイドとAが2人で並んで座っている笑顔の写真。

何故かフロイドとジェイドが入れ替わって新郎席にジェイドが座ってAと並び、フロイドがサーブしている写真。

学園時代の仲良し4人組でクッキーを1枚ずつ持って笑っている写真。

「分かったわ」

メグがサクサク画像を添付していく。

「これで良いかしら?」


──披露宴も無事に終了しました。
Aのプロデュースした料理もゲストに大好評でした。
あ、料理の詳細はモストロ・ラウンジのホームページを見てください。
今日提供した料理が詳しく載っているのでよろしくね。
そして、Aに仕掛けたサプライズ。
成功したぁ〜!

これからも、2人で力を合わせて前に進んで行きます。

引き続き皆さんの応援、よろしくお願いします!

フロイド・リーチ──


「まぁ、いーんじゃね?」

「じゃ、アップしちゃうわよ」

「うん」

メグがマジカメを更新した。

「また凄いいいねが付くわね」

「オレ、みんなの応援に応えられるようにこれからも更に良い成績取ってやるよ」

「そうね。それと、アンタのそのルックスでやられちゃってるファンの為にも、CMやコラボ商品開発はこれからも受け続けなさいよ」

「分かってるよ…」

「フロイド君、大変だけど私はこれからもずっとフロイド君を支えるからね。これからはフロイド君の妻としてっ」

「オレの妻かぁ〜!なんか、慣れない響きだねぇ〜」

「夫。……これも…、慣れない響きだね…」

「何2人でのろけてんのよっ」

メグがまたスマホを見た。

「あら。パンクしちゃったわ」






その日の夜。

慣れない一日を過ごした為、2人にどっと疲れが襲ってきた。

「この夜景で少しは疲れ飛んだかなぁ…」

Aが超巨大ウツボのぬいぐるみの背中に乗りながら、部屋の窓から夜景を見下ろしていた。

「オレに抱かれたらもっと疲れ吹っ飛ぶよ?」

フロイドもウツボの背中に乗ってAを後ろから抱きしめた。

「昨日は独身最後の日で抱いて、今日は結婚初夜…」

「うん。抱かないワケないじゃん」

「途中で寝ちゃったらごめん…」

「寝かせないから大丈夫だよ〜」

フロイドが後ろからAの胸の中に手を入れる。

「大きい…。柔らかい…」

「うん…。A・リーチの胸…」

「オレの妻の胸…」

「そう…。私はフロイド・リーチの妻…。フロイド・リーチは…私の夫…」

「最高〜…」

「シャワー…、連れてって…」

「うん」

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作者名:魅樹 | 作成日時:2023年6月15日 10時

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