HiGH&LOW THE MOVIE

教えて ページ7

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『…琥珀さん…っ！』

慌てて、その背中を追いかけると、静まり返ったFUNK JUNGLEのフロアにたどり着いた。




龍也が、目の前で横たわる。

ナオミの泣き声が響く。

「…琥珀さん、犯人が出頭したみたいです。」
「兄貴をやったのは誰なんだよ?!」
「…ムゲンのメンバーだ…。でも、最近は人数が増えすぎて…名前を聞いても顔も分からねぇ…。」



ハッとした様子で息を切らしながら、辺りを見渡す琥珀さんは、何かに追い込まれているようで。

『…琥珀…？』

自分を落ち着かせようと深呼吸をしながら俯いた琥珀さんの肩に手を乗せ、そっと声をかけると、勢いよく振り返り、目を見開いて、手を振り払われた。



なんで
言うこと聞かなかった?





きっと、彼は。
龍也さんのことを思い出している。



左目を押さえるようにして頭を抱えて。

叫びながら蹲っていく琥珀さんの背中を見つめ、どうしたらいいのか分からず、私は立ち尽くした。




ねぇ、コブラ。
私はどうすればいいんだろう。


どうすれば、
この人を救える…？

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