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話が無事に終わり、仙人たちの考えが少し改まったところで私は強制的に絶雲の間へと連れられてしまいそうになったのは言うまでもなく…
ただ、どうしても見届けないといけないことがあるから、用事が済んだらすぐに絶雲の間へ行くことを条件に許してもらった。魈には「逃げるなよ」と釘を刺されてしまったので、必ず行かないとなにを言われるかわからない。
「A、無理するなよ！」
「大丈夫？やっぱり、他の仙人たちと一緒に行った方がよかったんじゃ…」
「いいの、璃月の旅は最後まで見届けるって決めたから…」
空とパイモンと、手を引かれなんとか歩いている私が向かっているのは北国銀行。往生堂に居るかと思われた鍾離先生……鍾離様は、そこに向かったと聞いた。
疲れからなんとなくのものしか感じ取ることが出来なくて、居場所までは分からなかった。分かってたら遠回りすることもなかったけど…
階段を登り、北国銀行の中へ入るとそこには鍾離様と「公子」と…私は知らない女の人がいた。多分ファデュイの人、と言うことだけはぼんやりと理解できる。
「鍾離と「公子」だ！それと…おまえ！あの時のファトゥス…」
「「淑女」！」
みんなから一歩下がったところで話を聞いていると、どうやらモンドでバルバトス様から「神の心」を取って行ったのは「淑女」なんだそう。
「公子」は鍾離様と「淑女」に騙されたと言い殺伐とした空気の中で、「淑女」は鍾離様へ言う。
「約束通り…あんたの「神の心」を取りに来たわよ、モラクス。」
「モラクス…？」
「なんの話だ！？」
困惑する2人は一瞬私の方を見たけど、私はなんの反応も示さなかった。
「……「契約」は成立した、汝に渡そう。」
神の心が「淑女」の手に渡る。それを間近で見届けたあと、少し離れた場所に移動して壁に背中を預ける。立っているのも億劫だった、でもまだ終わっていない。
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匿名 - 感動できる物語を読まさせていただきありがとうございます！！これからも応援しています！ (2022年6月14日 21時) (
レス) @page15 id: e82571c646 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - 続編おめでとうございます！最初から読ませて頂きました！更新頑張ってください！応援してます！ (2022年6月3日 22時) (レス) @page4 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりふき | 作成日時：2022年6月1日 19時
