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『お邪魔しました』とでも言うべきだろうか。
しかし、残念なことに小心者な私がそんなことを言える筈もなく。切れ長な鋭い双眸が私を寸分違わず捉える。
私は思わず硬直して、まるで凍てついた彫刻のように一寸たりとも動けなくなる。正しく、蛇に睨まれた蛙のように。先程はつい反射で名乗ってしまったが、見る限り、彼も同学年に見える。身長は、総悟と同じぐらいだろうか。
なんて思考を巡らせ、対面したまま時が流れること数分。目の前の男の子──名前は知らないがそこはかとなく漂う雰囲気がただ者ではないので、適当に名付けた愛称は゛中二病くん゛──に、ぎこちない笑顔を浮かべ、今度は私が訊ねた。
「え、ぇと、貴方は何でここに……?」
声の抑揚を抑え、恐る恐る訊ねてみる。……と、やや間は空いたものの、案外あっさりと口を開き答えてくれた。見た目通りの、と言うか数分前にも一度聞いた、清冽かつ凛然たる声が部屋に響く。
「……俺ァ高杉晋助。此処に居るのは俺の自由だろ」
「そそそそうですね……」
何だか地雷を踏み抜いてしまったような気がして、私は急いで踵を返し、くるりと来た道を早足で戻ろうと……したところ、がしっと手首を掴まれた。
跳ね上がる心臓の鼓動の音が、嫌なほど耳に響く。緊張、とはまた別種だが、何故だか冷や汗が止まらない。まるで先生に説教を食らっているのと全くを以て同意義なそれに、微かに怯えを感じる。
そんな中、私は最早活動停止寸前の脳内にて現実逃避を……する暇もなく。
「A……?あの、桜庭Aか……?」
「……へ?」
何故私の名前を疑問符と共に呟くのだろう……と若干顔を引き攣らせていれば、彼が握る手に殊更力が込められた。怒っているのか何をしたいのかはさておき、高杉くんの鋭い眼光に竦んだ足が動かない。これぞ正しく腰抜けと言うやつ。
ぎしぎしと鳴ってはいけない部類の悲鳴が聞こえてくるので、そろそろギブアップを唱えたいのだが、やはり声は出なくて。まるで糊付けされたような喉から発せられるのは、乾いた吐息だけで。
「……なァ、お前……」
不意に身体を引っ張られる。保健室のカーテンの隙間から差し込む日溜まりを受け、翡翠色の瞳が微かに眇められた。息を飲む。何がしたいのか、とか、そんなことを言う暇もあるわけなくて。
「……髪に、埃ついてンぞ」
「えっ、マジですか」
期待に反し、特に恋愛イベントは起こらなかった。
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あるの(プロフ) - 銀魂LOVE♪の神紫ダヨさん» コメントありがとうございます!そして返信遅れてしまいすみません!そうですよね、高杉さんはとても魅力的でカッコいいですからね!神威も沖田さんも迷ってしまいますよね(笑)今後の展開も見守ってくださると嬉しいです! (2018年4月23日 20時) (レス) id: 59996c7325 (このIDを非表示/違反報告)
ピピコ(プロフ) - インクさん» 返信遅れてしまいごめんなさい!沖田さんにとってはとても美味しいことになりましたね、はい、アニメ銀魂はいつ見ても面白いです…!!!すみません、初の合作ということで至らない点もあるかと思いますが、精一杯頑張っていきますのでよろしくお願いします(*^^*) (2018年4月23日 16時) (レス) id: f6c7f9fb7e (このIDを非表示/違反報告)
インク(プロフ) - …どうしよう、話がわからない…。 (2018年4月22日 22時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂LOVE♪の神紫ダヨ - あぁいつ見ても晋助様はス・テ・キ♪あっ神威もステキ!かっこいい!(キスなら晋助様と、神威がいい..カナ!? (2018年4月6日 22時) (レス) id: 85fc3d6f11 (このIDを非表示/違反報告)
インク(プロフ) - 沖田の発言が裏目に...いや、沖田にとっては万々歳か...とりあえずアニメ銀魂見直したら面白かったんでまた見てきます (2018年4月6日 19時) (レス) id: 2fb63eb0d6 (このIDを非表示/違反報告)
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