【忍たま】スノードロップ (ページ7)

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7話ページ7

しばらく山の中を歩いてたどり着いたのは

「…忍術学園」

忍者の学校なら忍べよ！！って突っ込みたくなるくらい堂々とした門構え。

そして圧倒されるくらい土地が大きい！

「…俺たちのこと知らないんですか？」

兵助くんが私の様子を伺いながら尋ねた。

めちゃくちゃ知ってます。なんて答えたら何されるかわからない。

でも嘘つくのもなぁ…

なんて悩んでたら

兵助くんとうどん髪の子が目配せをして頷きあう。

「あ、そういえば自己紹介忘れてたね。俺は尾浜勘右衛門。そんでこっちが久々知兵助」

どうやら知らないと思われたみたいだ。

「AA、です。」

ぺこっとお辞儀をして2人の顔を見ると

さっきより少し穏やかな顔になっていた。

「あれ？2人とも帰ってきたなら入門票にサイン…！」

その時門を開けて出てきたのは

事務員と書かれた青い服を着た小松田さん。

私を見て顔が引きつっている。

「あぁ、すいません。…この人は新しい天にっ…Aさんです。」

勘右衛門はさっき天女と呼ばないでほしいと言ったことを守ってくれているみたい。

「え…っと、Aさん？もサインをここに書いてください」

そっと差し出された入門票に名前を書いて、私は学園長先生の廬に連れていかれた。