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46話 ページ46
「仙蔵は君の事を心配していたんだよ」
え…仙蔵が？
「なんだその疑いの眼差しは…」
照れ臭そうにまた目を逸らす。
「冷たい視線や憎しみの目で見られるのはいい人ほど効くからって言ってたんだよ」
にこにこと口を開く伊作とをペシッと叩いた。
「伊作！お前もペラペラと話すな！」
その様子を見ると本当に言ってくれたんだ。
「ありがとう、仙蔵」
“くん”をつけるのを忘れてたけど、むしろ良かった。
「…無茶するなよ、A」
少しだけ赤く見えた白い肌が暗闇に消えていく。
「仙蔵照れてる」
帰って行った仙蔵の背中を見てクスッと笑う伊作。
「…僕からもお願いだよ。無茶しないでね」
「善処します」
私の答えを聞いて、伊作は軽くデコピンをした。
「いっ…！」
「できるだけじゃなくて、絶対に。ね？」
頷かない私に「みんな、心配してるんだよ」とだけ言って、部屋を出ていった。
みんな、ねぇ。
おでこを擦りながら外を眺める。
「…いい人すぎるよ、みんな。」
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まき(プロフ) - 面白かったのですが、、終わりが中途半端だなって思いました。 (2020年2月14日 13時) (
レス) id: 519aa03ecd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あーり x他1人 | 作成日時：2018年12月21日 21時
