【忍たま】スノードロップ (ページ36)

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36話ページ36

「失礼します」

「失礼します、」

どうやらここは安藤先生の部屋らしい。

本人はいないけど。

既に各委員会の委員長は揃っていて、ピリピリとした空気が漂っている。

私と勘右衛門はその輪にそっと加わった。

「全員揃ったな。ではこれより会議を行う。文次郎。」

仙蔵に名前を呼ばれて文次郎は顔を私に向けた。

「まず、先生方にこの件を相談したところ、午後の事務と食堂の補助の時間を委員会活動にあてていいと許可を貰えた。」

それだけ優先されるべき事なんだ。

「さっそく明日から取り掛かってもらおうと思っているんだが異論はないか？」

早くしないといけないもんね、そっか明日か。

…明日ぁっ！！？

びくーっと隣で驚いている勘右衛門。

いやいくらなんでも急でしょ！

「…どうした」

「え、あ…なんでもないです…」

…とてもそんなこと言える雰囲気じゃない。

「とりあえず、言い出しっぺの私が初日の担当をしよう。天女…もといAさんの実態は不明だからな」

それを本人を目の前にして言うあたり仙蔵だよね(語彙力)

「2日目からはどの委員会がやるかそれぞれで決めてくれ」

初日から作法かぁ…

恐ろしい、どんなからくりに仕掛けられるのか。

あみだくじの結果。

作法
体育
会計
生物
用具
火薬
図書
保健
学級
の順に回ることになった。

前半がハードだ…！

「では、明日からよろしく頼むぞ」

あみだくじの結果を眺めながら固まる私に声をかけてみんなが部屋から出ていった。