ある日、柱は浅草へ【鬼滅の刃】【炎炎の消防隊】

情報 ページ4

『む。……この団子美味しっ…』

住民「あら、ありがとねぇ。

…じゃ、お嬢ちゃんがさっき見てたこの生菓子もおまけしようかしら」

『わっ、良いんですか!これ私大好きなんです』

住民「今度はお金を持ってまたいらっしゃい!」

『はい、色々とありがとうございました』



お金使えなかった私に対して団子に加え、兎の生菓子と情報をくれた。…あのおばちゃん、良い人だったなぁ。団子も美味い。

隊の皆に買っていきたいくらいだ。



さてと。

今の私の手元には団子と刀、後、可愛らしい兎の見た目をしたこの生菓子。

…可愛くて少し食べづらい。




迷子なんて笑われるなぁ…特に宇随さん辺りに。


どーせあの人のことだ。

「おまっ子供かよ!柱の癖に自分の管轄内で迷子なんて…ぶふっ」とか言って笑い転げそう。



……無性に腹が立ってきた。


管轄内じゃねぇんすよ、宇随さん。


出た先は本来管轄内の筈なんですけど、後ろ戻っても知らない景色広がってる程度に全く心当たり無い場所なんすよ。




…誰に言い訳してんだろ。虚しい。




…気を取り直して、取り敢えずおばちゃんの言った自警団？の場所に向かおう。


あ……どこだか聞くの忘れた。


というかそもそも自警団って何？
警察みたいなもんだよね。

私、帯刀してるんですが。捕まる。
…でも帰り道もお金も無い。


…これが詰みってやつですね。わかります。




住民「ん？嬢ちゃん、暗い顔してどうした？」


『ねぇおじちゃん。自警団ってどんな場所？』

住民「自警団？…嗚呼、火消しの紺ちゃん達んとこかー」

『火消し？』


火消しって確か火事のとき鎮火する人だよね。



住民「嬢ちゃん見慣れねぇ格好だが、知らねぇのか？ここ最近増えてきてる焔ビトを鎮魂するためにできた組織さ」

『ナルホド？』


んー。…まず、焔ビトって何だろ。

火のなんか…人？燃える人のことかな。


んで鎮魂、つまり南無阿弥陀仏って事。悲鳴嶼さん元気かな←



…結論としては、火事の時に火を消して、焼けた遺体を火葬する業者さん。つまり葬儀屋っぽい職とみた。


『成る程！ありがとうございます。ところでそこって何処かわかります？』

住民「あ？すぐ先にあるじゃねぇか。そこだぞ」

『え』



指を指されて見た方向には暖簾の掛かった少し大きい建物があった。







…あれかぁ←

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