ある日、柱は浅草へ【鬼滅の刃】【炎炎の消防隊】

無用心 ページ29

綾｢あの、洗濯はまだなんですが、他は終わりました！｣


『綾子ちゃん、報告ありがとう。洗濯はやっておくから休んでいいよ』

綾｢ありがとうございます！｣




んー、早い。


時々見かけるけど、綾子ちゃん大抵掃除終わってるんだよなぁ…


あれ、というか私掃除してる姿ちゃんと拝んで無くない？

可愛い子の一生懸命なとこ見てないとか私もしかして詰んでるのでは!?←


『…今度からもっと褒めてあげよう。飴とか喜ぶかな?』




そんなことを考えながら入り口前を横切る。




そういや今日で向こうの指導期間は終わりか…

じゃあ、今日は合格者での宴かな？



＿＿ん？



あれ、入り口の花、萎れてる？


慶子ちゃんが世話してくれてると思ったけど、忙しくて忘れてたのかな。


というか、なんか玄関周りが埃っぽい…？





『まさか…いや、でも』








他の処を掃除してくれたかんもしれないんだ、決めつけるには早いよね。





ぺちん、と頬を叩き裏庭へ向かう



取り敢えず洗濯しよう…









『＿へ？』



今日って強風だったっけ。






大きな手拭いや服が半分ほど落ちていた


『…掛け方が雑だったとか？でも、半分も…』





｢あれ！姫様ってのはアンタですかい？｣


『はい？…ってあぁ、貴方は志願者の…』

｢兵助っていいやす。宜しく…できればいんですがね！｣


『受かるよう頑張ってください。受かった暁には、目一杯料理を振る舞いますので』


｢あざっす！…うわ、それって洗濯もんっすか？｣

『あ、はい。強風で落ちてしまったようで…』


｢強風？そんなん今日一日吹いて無いっすよ？というか風すら無くて俺らクタクタなんすよ〜｣


『え、そうなんですか…というか何故此処へ？』


｢実は厠に行こうとしたら迷っちまいやして…｣



『あー此処広いですからね…送りますよ』


｢え、いやいや！姫様を厠に付き合わせるのは拙いでしょう！｣

『え、別に気にしませんよ？姫と言ってもあだ名のようなものなので…』


｢コッチが気にするんスよ!!(主に新門さんが怖いｯ!!←)｣

『んーでしたら近くまで別の用事で行く、ということなら構いませんか？』



｢…え、あーはい。助かりやす｣

(なるほど、美人でいい人だなぁ。
新門さんが姫様目的で来た人初日で追っ払った理由が分かる…)←

決断→←可笑しい

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す