14話 ページ15
あの後マルコには巨人が少なく、これから被害も少なそうな壁の端のほうに移動してもらい、立体機動装置を貸してもらった。
生の立体機動装置に感動している暇などなく、バランスや使い方に慣れる為移動しながら巨人の駆逐をしていく。
そして、私は見えた。訓練兵と思われる集団の中にいる、主人公を。
その側で今にも食べられそうなトーマスを。
ワイヤーを最大限伸ばし、巨人の項に刺して特攻する。項をブレードを折る勢いで削ぎ、トーマスを抱えて近くの民家に降り立つ。
「誰だ？」というCV：梶〇貴が聞こえた気がするが、可能な限り姿も声も知られたくないので、あえてスルーし、周りの巨人たちに特攻する。
改めて見ると気持ち悪いな。動きも顔も。
そのまま周辺の巨人を一掃し、訓練兵の唖然とする姿を横目に、背後からの犬猿の仲2人の言葉をガン無視して、遠目にみえる巨人に特攻した。
巨人の駆逐はスピードが大事である。素早く動けば通常種にはあまり捕まらないし、早く駆逐すれば襲われる市民の数も減少する。
壁内に見える巨人の3分の2を討伐し、入口付近と本拠地辺りに集まる巨人の駆逐に向かう。途中、主人公のエレンが食われるのが見えたが、原作のため致し方なし。
訓練兵達のガス補給の手助けができるよう、本拠地の周辺は片付け、その時が来るのを待つ。
そして、
「ゥウォォォォォッ！！！！」
エレンが巨人化した。
襲われた訓練兵達を助け、巨人からエレンの肉体が出てくる。
「………ひと段落、か」
この後今度は壁の穴を塞ぐ必要があるから、その時までに体力を回復させておかねばならない。
踵を返し、立体機動装置であちらこちらを移動していく。背後からの視線には気付かないふりをして、マルコの待つ所へ向かった。
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mno(プロフ) - 久しぶりにこれだ！私の好きな作品!となることができました。更新楽しみにしてます (2022年11月5日 9時) (
レス) @page28 id: e30673860e (このIDを非表示/違反報告)
むくろ(プロフ) - これは良い作品の予感、更新楽しみにしてます。 (2022年2月9日 17時) (レス) @page25 id: 174613f474 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒツギ | 作成日時：2021年8月31日 17時
