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返 事 と そ の 後 。 ページ14

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知っとるよ、コンプレックスなさそうに見えて実は自分に自信がなかったりするところも、


悩み事を打ち明けんと抱え込みやすいゆうめんどくさい部分もあるってとこも全部知ってる。



伊達に二年片想いしてねぇんだわ。



と「しんよ、後悔なんか。」


と「俺は、Aちゃんの良いとこも悪いとこも全部好きだげ。」



また目をしっかり見て伝えると、照れたように視線を逸らし、分かりやすく照れる彼女。



と「返事、聞かせてくれん…?笑」



今の彼女の反応を見るからに、なんとなく聞ける返事は分かってた。


分かってたけど、想い続けて二年、二年は長い。
(まぁ俺が告白せんかったからやけど…。)


ずっとずっと、その言葉を彼女自身から聞きたかった。



「私でよければ、お付き合いさせてくださいっ!」



満面の笑みとはこの笑顔のことを言うんだろう。



幸せを再確認するかのように俺らは互いを抱きしめあった。








付き合ってからというもの、友達期間が長かったせいか俺らの関係は特に変わることはなかった。



強いて言うなら、二人で会う時間が増えたことと、俺が彼女のことを「A」と呼ぶようになったことくらい。



学業に専念する傍ら、彼女は生活費のためにてつやと同じ飲食店でバイトもするようになった。


忙しい日々を送りながらも大好きな奴らと会う時間は欠かさず作って、よく誰かの家に集まっては皆でオールしたり、カラオケいってバカ騒ぎしたりそうゆう関係が続いていた20歳の夏頃。



その日もいつも通り、Aの家に集まってみんなでご飯を済ませまったり過ごしてた時、てつやが声をあげた。



て「あのさー、お前らにちょっと話があんだけどー」


り「なに?笑」


し「やっと彼女できた?笑」


て「ばか、そんなんじゃないの!笑」


て「あ、Aも集まってくれん?」


「はーい、ちょっと待ってね〜」



洗い物をしていた彼女は一旦切り上げて手を拭きながらこちらへとやってくる。


俺の隣にちょこんと座る姿がまた可愛い。



て「今日ゆめまるおらんけどさ、前に全員いた時ちょこっと話したやん?」


り「あー、YouTubeのこと?」



前回の集まりの時、俺らはてつやとゆめまるから一緒にYouTuberにならないかと誘われていた。



俺を含めみんながそれなりに乗り気でいつから始めようか、そんな話まで出ていたことを思い出した。



て「ちょっとメンバーにいれたい人がおるんやけど…笑」









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ざ わ く ん っ て 人 。→←二 年 越 し の 告 白 。



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作者名:すーさん。 | 作成日時:2019年5月28日 0時

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