一 件 落 着 。 ページ16
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てっちゃんの言葉がやけに胸にジーンと響いた。
いざとなった時、いつもてっちゃんが助けてくれる。
何も言わずに運転するてっちゃん、向かう場所は分かっていた。
て「着いたぞ〜」
そう言って停まった場所は私の家じゃなくりょうくんの家。
て「会いたかったろ?会ってちゃんとごめんって言え。」
私って分かりやすいのかな?
それともうちのメンバーは察しが良すぎるんだろうか?
なにも言っていないのに何故か気持ちが通じ合っていて、それが嬉しくて堪らない。
「ありがとう、てっちゃん。」
て「俺帰るから、送ってもらうならちゃんとりょうに言えよ?」
「うんっ!」
て「よし、じゃあな!笑」
車の中からエールを送ってくれたてっちゃんを見送り合鍵でりょうくんのお家へとお邪魔する。
り「びっっくりしたー。笑」
「あ、ただいま…。」
り「うん、おかえり、何食べてきたの?」
「てっちゃんとすき家行ってきた。」
り「やっぱり?2人だからすき家かなーって予想してたけど大当たりだね。笑」
「なんか飲むー?」って言って冷蔵庫を覗く彼の服の裾を掴んでちょんちょんってする。
冷蔵庫を一旦閉めて、私に「どうしたの?」って聞いてくれる。
分かってるくせに尋ねてくるのは、私が自分から言わないと気が済まない性格ってことを知っているから。
「りょうくん、昨日のことと今朝のこと、ごめんなさい…!」
「いつも優しいりょうくんに甘えてほんとにごめん、あの、その…っ。」
り「うん、いいよ。もういいから、ね?泣き虫な性格、そろそろ治してくれん?笑」
「こ、これは、治らない〜っ、ふぇ〜っ…!」
喧嘩をしててもしてなくても、喋れない時間が急にもどかしく感じて、いつもごめんねを言う時や言われる時は結局私が泣いて事が終わる。
しかも子供が泣くような大泣き、いつもこの涙を止めるのはりょうくんの役目だ。
これがまた上手で、涙はぴたっと止まってしまう。
優しい彼や周りの人達に甘えながら
私はまだまだ成長中なのです。
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優 し い こ い つ 。→←我 ら が リ ー ダ ー 。
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すーさん。(プロフ) - みゆさん» みゆさん、コメントありがとうございます!読むために時間を割いて下さりありがとうございます!茶色さんはいずれ書きたいとずっと思ってたので今書いてるのが終わり次第書いてみます!こちらこそありがとうございます!! (2020年3月30日 14時) (レス) id: d77cf76696 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - いい話過ぎて一気読みしちゃいました!茶色さんの話もかいてくれると嬉しいです!面白かったです!ありがとうございました! (2020年3月28日 17時) (レス) id: 8322de4249 (このIDを非表示/違反報告)
すーさん。(プロフ) - ちょこさん» ちょこさん、コメントありがとうございます!一気読み…!作品読むための時間を割いて下さりありがとうございます!さすが伊達男って感じです、いつも動画とか見ててときめいてます笑 文才がないのが目立つかもしれませんが良ければ他の作品も読んでみてください!! (2019年7月29日 2時) (レス) id: d77cf76696 (このIDを非表示/違反報告)
ちょこ - とても好きな話で一気読みしちゃいました…!!りょうくんがかっこよすぎますね… 他の作品も読んでみます! (2019年7月28日 22時) (レス) id: 87290c21e3 (このIDを非表示/違反報告)
すーさん。(プロフ) - ハルキさん» ハルキさん、コメントありがとうございます!素敵なお言葉ありがとうございます、書き終えてからも見てくださる方がいること、凄く嬉しいです!お暇があれば他の作品も見て頂けたら幸いです!◎ (2019年7月14日 0時) (レス) id: d77cf76696 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:すーさん。 | 作成日時:2019年3月6日 0時