ひなせの本棚

｢れんらくしてよ｣ 裏話 ページ2

時系列･･･3話から4話あたり

伍代side

『ねぇ伍代さん、いいお話と悪いお話、、、
どっちから聞きたいっ？』

伍代｢うーん、、(いい話からって顔に書いてある、)
じゃあ、いい話から聞かせてよ｣

『んふ、えっとね〜、、伍代さん、



室屋の住んでる場所って、知ってる？』

伍代｢！、、その情報はまだ掴めてないよ｣

『そっかぁ あのね、





、特定しちゃった』

伍代｢、嘘だろ白羽さん、、本気？｣

『うん、笑

梗平とカシラがやられて、梗平なら絶対室屋に復讐
すると思って。

梗平は室屋のお家を特定して、1人で行くだろうな
って思うから、先回り。』


嘘だろ、、。この仕事をし始めて長い俺ですらまだ
掴めてない情報を、？


伍代｢どうやって手に入れたの。｣

『パソコンとにらめっこ。あとは直感でぶらぶら
してみたら、たどり着いた。』

伍代｢はっ、やっぱりすごいな君は。｣


昔から白羽さんの勘の鋭さは天性だった。

『こう見えて結構がんばったの！
それでね、悪いお話って言うのが、


室屋の住んでるとこの向かい側のちょうどいい
位置に団地があるんだけど、、









そこに住んでくれないかな、？』



伍代｢、、、は？｣






嘘だろ白羽さん、、(２回目)

『ほんとにおねがい、、
って実は、入居者の名前は公開してないけど、
不動産会社の方をちょーっとゆすって、もう
手続きは済ませてあるの、、。』






室屋の家を特定、さらにはそこ周辺の団地も
チェック、不動産会社にも手を回して あとは
そこに俺が入居してくれるのを待つのみ、か。






伍代｢なんで、そこまでできるの。｣




純粋な疑問だった。

室屋の家を特定するだけでも精神力や体力が削られる
はずなのに、さらにそこから完璧に仕上げるまでに、

一体彼女はどれだけの苦労を重ねたのか。




『理由なんて1つだよ。

梗平が、、大切だから、。』



その原動力で、そこまで動けるか、、。

まあ白羽と南雲、弓矢と山鎌のタッグは裏社会でも
有名だ。

2人の互いの溺愛っぷりも含めてね。



『必要な資金や物資は組からと自腹で用意する。
だからおねがい、、！』





伍代｢、、、分かった。 俺はどこに住めばいい？｣




＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿


ドタバタと階段の方から俺の部屋に向かって
音がする。

ちょうど向こう側でかすかに銃声も聞こえた。

『ごめんください、ちょっと例の件で。
お邪魔しますっ！』









伍代｢あぁ、いいよ。｣

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