隣のテディボーイ（緑）

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｢ んーーっ...ねむ、 ｣









目を擦りながら朝御飯を用意する




今日は日曜だし特別用事もないからゆっくりできる







とりあえず卵焼きをつくってたら、お風呂からあがった上半身裸の大倉くんがキッチンにやってきた









大 ｢ あっ、だし巻きや！ ｣








ナチュラルに後ろから抱きしめてくる大倉くん







｢ キッチンにくるなら手伝ってくださーい ｣








大 ｢ んじゃおれ、みそ汁つくるわ ｣








大倉くんは、意外と料理男子


多分私より手際良いんじゃないかな、、








そんなこんなで出来上がったあさごはん









向かい合って座って久しぶりに一緒に食べる









大 ｢ ん〜！うまっ♪ ｣






ご飯を食べてる大倉くんはとてもテディボーイにはみえない



かわいい熊さんだ









｢ そういや昨日 どうだったの？ ｣







大 ｢ っちょ、それほんまきいてや！昨日の女ほんま最悪でさ... ｣









大倉くんはだいたいいつも前日の女の子の愚痴をわたしに言う








大 ｢ 昨日のやつとはもう会うことはないやろな ｣







ごちそうさまでした、って手を合わせてお皿を運ぶ大倉くん








｢ 大倉くんもそろそろ安定すればいいのにね ｣







私もごちそうさまをしてお皿をあらうために大倉くんの隣に並ぶ







大 ｢ んな、A俺の彼女なる？ ｣







こてっと首を傾げて当たり前と言わんばかりにそう言ってくる







｢ 絶対イヤ ｣





大 ｢ なんで！？俺初めて断れた ｣




｢ そこがイヤ！モテる人の彼女なんて絶対やだ！ ｣




大 ｢ もぉ〜なんでよ〜！Aが付き合ってくれたら俺女全部切るで？大切にすんで！？｣





｢ そんなこと言われても付き合いません！大体遊び人は縛られるのイヤで彼女作んないんじゃないの？｣






大｢ 俺はそこらへんの奴らと同じじゃないんですぅ！｣









なにが同じじゃないのか分からないけど。






とにかく、大倉くんの彼女なんてありえない






そう言ったら大倉くんはすっごい膨れてるけど







一時的な遊びに使われるならごめんだし。








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