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伊「そのよ…まだ、時間あるか?」
伊之助がまだ一緒にいたいと言うのは思ってもいなくて、心のどこかで一緒に過ごしたいと思っていたAはコクコクと頷く
「大丈夫だよ」
伊「大事な話があってだな。あーっと…」
ボリボリと照れくさそうに伊之助は後頭部を掻き視線をそらす
きょとんとこちらを見るAについに決心がついたのか伊之助は勇気を振り絞り精一杯の気持ちを伝えた
伊「俺と、付き合ってください」
「えっ」
初めての好きな人、初めての嫉妬、初めてのデート、初めてのプレゼント
.
.
そして初めての告白
恋愛に無縁と思っていた自分がまさかなるなんて思ってもいなくて最初は物凄く戸惑った
でも今日一日過ごして分かったのだ。この人と共に過ごしていきたい。守りたい
お前の隣は俺が、大切な人は俺がいい
友にいろいろと助けてもらいながらも今日は無事過ごせたけど、その分好きが溜まっていったのだ
口に出さず静かに帰るなんてこと自分に出来るわけがなくて告白というものをした
伊「…嫌なら、振ってくれていいぜ」
しっかり相手の目を見つめ言う。彼女の瞳には何故か熱が籠っていて、今度は自分が戸惑ってしまう
「…こんなの初めてだからよく分からなくて、でも今日一緒に過ごして好きがどういうことなのか分かったの
私も好きだよ、伊之助君。宜しくお願いします」
告白ってこんな感じでいいのかな?と彼女が小声で言っていることに気づかず伊之助は立ち竦む
伊「俺たち、紋逸が言ってた『こいびとどうし』になったってことか…?」
「そういうこと、だね』
お互いの顔に熱がこもる。そんな初々しい二人の姿に後ろでずっと見守っていた伊之助の保護者たちはもうすでに泣きそうになっていた
炭「おめでとう二人…おめでとう二人…っ!!」
善「何でこっちのが感動でかいんだよ…確かにめでたいけどさぁ…!!」
炭「本当に…ってもう手を繋いでる…!?」
善「ふぅん…伊之助やるじゃん」
…
自然と彼女と手を繋いだ左手は柔らかく暖かい温もりで伊之助の手を包む
「ここが私の家だよ。送ってくれてありがとう、伊之助君」
伊「夜道は危ねぇからな。じゃ、また後で」
「うん。バイバイ」
伊「おう。またな」
Aが家に入ると同時に腰を下ろした
貴・伊「恥ずかしかった…!!」
なんともまぁウブなカップルが誕生した
次の日伊之助は友に会うと良かったなぁと泣かれたらしい
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スター - 無一郎とねずこで、パンダヒーローをお願いします! (2020年6月6日 8時) (レス) id: 246a06d111 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - あゆり。さん» もう学校燃えるか溶けるかしてほしいですよね本当に……励ましの言葉ありがとうございます!テストお疲れさまでした!! (2019年11月15日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - まろさん» おっと、つい感情がポロッと…そうなんです。もう学校滅ぼしたゲフンゲフン……まろさんもテスト頑張ってくださいね!(。`・ω・) (2019年11月15日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
まろ(プロフ) - 荒ぶる作者の図ボソッ…………………………テスト終わってまたすぐテストとか鬼畜ですね。私もテスト二週間前に入りました。お互い?テスト頑張りましょう! (2019年11月13日 23時) (レス) id: 445c53037a (このIDを非表示/違反報告)
あゆり。(プロフ) - マジでテスト滅びてほしいわ。うん (2019年11月10日 20時) (レス) id: 3e0865f552 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あゆりは気力満点 | 作成日時:2019年8月16日 23時