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テーブルにご飯を置いて、2人で食べ始める。
先に食べ終わった伊沢さんが私が口から落とした大根を横目に話し出した。
「あのさ、この前ね、 ヒロミさんが東大王で見学者1人連れてきてもいいよって」
え!光ちゃん!!
私は何も触れないでくれた紳士な伊沢さんに感謝しながら大根を食べる。
「え!ほんと!?光ちゃん見れるの!?」
「うん、見れるっていうか、会えるよ」
思わず笑う伊沢さん。
「水上くんも鶴崎くんも、新メンバーもいるんだよね?!」
「うん、俺もね」
「ずっと話したいなって思ってたの!」
「うん、Aちゃん。俺もいるからね。解説ちゃんと聞いてね」
「うわー楽しみだなっ!」
無視し続けると伊沢さんは泣くふりをしながら自分の食器を持って洗ってくれた。

私の食器を洗い場に持ってくと、伊沢さんは「ん」と言って私の分まで洗ってくれた。

さっそく明後日収録らしいので私たちは一緒に行く。そう!伊沢さんと明後日も一緒にいれるの!やったね!

暇になったので洗い物をしてる伊沢さんの背中に顔を埋めながら、腕を回した。
「なに、甘えたさん?」
「うん、甘えたさん」
「…貴重だね」
「Aさんシャイだからね」
「自分でご存知なんですか」
思わず私も笑って、そうですよ〜と呟いた。


大学を卒業して勉学からの忙しさからはまだ解放された方だけど、会社を大きくするには、今が1番大事な時だ、っていうのもわかってる。
でも、やっぱりこうやって、ちゃんと私との時間を作ってくれる伊沢さんが有難くて、なんだか申し訳なくて、ちょっとだけ泣けてきた。


でもそんな彼だから、横でずっと支えるのは私でありたい。
このあったかい背中が小さく丸まったとしても、また立ち直れるように。


洗い物を終わった伊沢さんがこっちを向いた頃には私は半分うとうとしかけていて、
「Aちゃん、起きて」
「ん…?はっ!寝てた?」
「うん、白目むいてた」
「寝てる時に白目むく人じゃないもん!嘘つき!」


また2人で笑いあう、こんな日常がいつまでも続きますように。

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まこ(プロフ) - 梨菜さん» ひゃー!!ありがとうございます!とても嬉しいです!更新頑張ります!!笑 (2019年5月24日 7時) (レス) id: ca7df84f29 (このIDを非表示/違反報告)
梨菜 - はじめて拝見させて頂きました...!!川上さんのお話がすごく素敵で面白かったです…!!これからも更新楽しみにしてます!! (2019年5月23日 22時) (レス) id: 7d00dc968f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まこ | 作成日時:2019年5月8日 21時

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