第十八話 ページ20
一方、天乃絵斗・A＿＿＿＿
A side
ずっとけいじさんの腕に抱かれたまま
長い時間が過ぎている気がする。
腕の中の温もりで安心して
気がついたら眠ってしまっていた。
pe?｢＿＿＿＿、＿＿＿｣
僕が目覚めると虚ろな目で遠くを見つめ
ブツブツと何かをつぶやくけいじさんがいた。
ケガでもしてるのかな…
ゆっくりと一歩、一歩と
足を引きずるように歩いている。
『＿＿ｯ!!』
声が出ない。ケガをしていないのか聞きたいのに…!!
金縛りにかかったのかピクリとも口を
体を動かすことが出来ない。
なんで…？声出ないの…？
どうして、動けないの…？
pe｢＿＿…・・・!!
あ、Aちゃん…起きてたんだ。大丈夫…??｣
バチッと虚ろな目をしていたけいじさんと目が合う
僕が起きたことに気がついたのだろう。
『ッ…ぇ……あ、れ……??』
pe｢どうしたの？｣
声が出せる…?
『い、いえ…なんでもないです…』
pe｢そう？ならいいんだけど…
ケガとかしてない？具合とか大丈夫??｣
・・・普通だ
さっきの様子とは打って変わって
ケロッとしてる…足もケガしてるように見えない
さっきのはなんだったんだ…??
『へ、へいきです!!』
pe｢そっか!!よかったぁ…｣
『…けいじさん、ケガとかしてないですか？
歩きかた、おかしい気がして…』
pe｢心配してくれてるの？ありがとう!!
僕は全然平気!!｣
ニコッと笑顔を浮かべ｢さて、そろそろ合流しに行こう｣
と階段側へ移動しようと足を進める。
僕も後をついていかなきゃ…!!
1人になったら怖いし…
『ま、まって!!』
〈待ちなさい〉
…??いま、声が…？
後ろを振り向きキョロキョロと辺りを見渡してみるが
何も無いし何もいない…ただの廊下だ。
pe｢Aちゃん？｣
『い、いえ、なんでも…』
〈その人から離れなさい〉
『へ』
pe｢・・・・・・｣
けいじさんの顔が強ばる。
無言で僕の体を引き寄せ、
庇うように僕の後ろを見据える。
pe｢誰だ｣
〈離しなさい〉
pe｢…｣
〈どこへ連れていこうと言うのです?
貴方は何の為にここに居るのか…
本来の目的を思い出していただきたい〉
<カチッ>
僕の耳に機械的な鈍い音が入る。
けいじさんを見ると険しい顔をしながら
誰もいない廊下を見つめ銃を構える。
『け、けいじさ』
紅い目が光る。
pe?｢うるさい……黙ってろ｣
パァン
当たるはずのない銃弾が
なにかに命中した。
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レグルス - ロボロ君神 (4月4日 14時) (
レス) @page31 id: 8f299613e8 (このIDを非表示/違反報告)
匿名 - ア、好き。まさかの天野刑事鬼になるパターンだとは。続きが気になります.. ！ (3月10日 12時) (レス) @page31 id: de8cd53295 (このIDを非表示/違反報告)
ビンダされた人(プロフ) - ヤバい……好みすぎます!!この作品、前に見たことがあったので……また見ることができて、とても嬉しいです♪ これからも、主さんのペースで頑張ってください!!!応援しています! (8月27日 23時) (レス) @page31 id: 4a637cf405 (このIDを非表示/違反報告)
utada_94(プロフ) - みなもちさん» ありがとうございます！！なかなか更新してなくてすみません…そう言っていただけると励みになります！！ (8月14日 13時) (レス) id: b2874904da (このIDを非表示/違反報告)
みなもち(プロフ) - この作品初期の頃見てたんですけど、途中で見つからなくてしょんぼりしてたらついに見つかった！まじで面白いし、本当に好き。前より確実に好きになりました！！応援してます！！！ (8月13日 0時) (レス) @page30 id: 422edee945 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷよ松 x他1人 | 作成日時：2022年2月17日 11時
