2.反抗期もまた素晴らしい ページ3
私の対話力はどれぐらいなんだろう。
日差しが照る道を歩きながらAは考える。
迷子になり数分。
自力で森を抜け出し港町に居た老人に何とか聞き出した。
何故弟の事なのに兵庫水軍の居地が分からないのか。
彼女は普段、町、詳しく言うと港町で重と会っている為、詳しい場所は分からなかったのだ。
平たく言えば、
兵庫水軍に行くのは初めて。
『重、元気かな…』
彼女の目には
悲憤か。
それとも惆悵か。
はたまた哀感か。
又は愉悦なのか。
それは本人のみにしか分からない
何故彼女がこんな顔をするのか。
――――彼女と『彼』の過去を話そう
単刀直入に言うと
両親と死別している。
それが彼らの過去である。
理由は何となく予想できるだろう。
更に言うと彼女は元々この様な性格ではない。
俗に言う性格を偽っているのだ。
分かりやすく言えば弟を悲しませないようにしている。
然し彼女は自信を特に否定する事はなく、寧ろ心地よくさえ感じていた。
――――数分後
老人に教えられた通りに歩いていると直ぐに見えてきた。
『此処が兵庫水軍の・・・』
其処まで言いかけ気づく。
紛れも無い弟、『重』の存在に
間違いは無いだろう
自称、マサイ族の彼女なのだから
『重っ！！』
「…げ」
恍惚とした表情
その上
一方の重は呆けたような、そんな表情だ。
先刻重は心底嫌な顔で『げ』と発したが彼女は其れさえも愛おしく感じてしまう。
ゆがんだ愛情。
反抗期だとしても可愛い重には変わりないのだから。
そんな彼女の叫び、或いは轟きを聞きつけ他の水軍達が集まり目を丸くする
「「誰だ・・・？」」
当たり前だろう。
見知らぬ女が弟分(兄貴)に抱きついているのだから
――彼女なのか・・？
――まさか、な。
――だとしたらこの女は一体・・・？
思い思いに発言する彼らをよそに重は必死に誤解を解こうとする。
――冗談じゃない、彼女だと思われたら此奴は確実に調子に乗る
｢皆・・誤解だから」
『私達の愛の巣は５階建てが良いって？』
勝手に自惚れる眼前の女を睨みつけ息を整える。
「・・・俺の姉です」
歪んだ物語が幕開けする―――
――――――――――
間切イケメンすぎですよね。犯罪級です
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花合戦 - 彼岸花さん» いえそんな(笑)書きながらニヤつくのは同類ですね(笑)再演観たんですか！？羨ましいです…！願わくば、生で公演を観たい……(笑) (2018年7月15日 18時) (
レス) id: c0a3399e19 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - 花合戦さん» 貴方・・・・・女神ですか？花合戦さんに応援されちゃ、頑張っちゃいますよー！私もニヤついてながら書いておりますよ、傍から見りゃ、ヤバイ奴ですねー！水軍ぐっふ、再演見たんですけどね。伝えきれない興奮がここにある！って感じてもう尊い！ (2018年7月14日 22時) (レス) id: 87d6fd938e (このIDを非表示/違反報告)
花合戦 - 彼岸花さん» ！意外にあっという間…なんでしょうかね(笑)いえいえ、何度読んでもニヤケが((水軍も彼岸花さんも最高ですよ〜！安定の面白さで続けてほしいです(笑) (2018年7月9日 18時) (レス) id: c0a3399e19 (このIDを非表示/違反報告)
彼岸花(プロフ) - 花合戦さん» そうなんですか…！？私にとっては受験なんぞあっという間でしたよ！更新…しました！相変わらず意味の分からない文ですねー、1話なんか第一声から何を言ってるんだ貴様は！ってなりましたw (2018年7月7日 17時) (レス) id: 87d6fd938e (このIDを非表示/違反報告)
花合戦 - 彼岸花さん» そうなんですね…(笑)私ももうすぐ選ばなきゃいけないので決して他人事ではないです(笑)更新されたのですか？読みました！相変わらず面白いですねー！頑張って下さい！！ (2018年7月7日 16時) (レス) id: c0a3399e19 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：零 （彼岸花） x他1人 | 作成日時：2018年1月9日 12時
