第8話 検討 ページ10
凪side
俺とAは、いつも一緒に帰ってる。
そして、Aが何か、用事が出来て少し帰るのが遅くなる時、いつもこの階段で待っていた。
Aが、俺と同じ高校に進学してからの、いつもの事。
そう、いつもの事だった。
「なあ！俺とサッカーやろうぜ！！」
このお金持ちの人が来るまでは、
サッカーとか、運動とかめんどくさい。
俺は一生だらだらしてたいのに。
何か喋ってるなあ、程度に言葉を受け流していると、
「……せんぱい、えっと、……おまたせ...しました？」
その声に、やった重い腰を上げて、ぎゅう〜っと、20cmも小さい後輩の身体を抱きしめた。
それだけで、細い腕とか、腰も折れてしまいそうで不安になる。
すん、すん...柔らかなシャンプーの匂いが残る髪がいい匂い。
あたたかくて、小さくて、俺の大好きなA
数分ぶりのAを堪能していると、ふと腕の中から温もりが消えた。
お金持ちの人が、今度はAに迫ってる。
俺は、それが気に入らなくて、取られたように感じて。
ぐいっ、
強くAの手を引けば。
「今日はもう帰る、」
端的にそう伝えては、そのまま階段を降りる。
俺は面倒なことはやりたくないのに、
「なぎ先輩...サッカーするんですか？」
階段を下りた後、そんなことをAが聞いてきた。
「いや、やらないよ。だって面倒だし...
Aと一緒にいるほうが楽しいし、面倒じゃない。」
Aは、照れるとマスクをいじる癖がある。
俯いて、マスクの位置を調整しているのは、てれている証拠。
「そう、ですか...……ありがとうございます。
…………スポーツする先輩も、めちゃくちゃにカッコいいんだろうなぁ…。」
ボソッと呟いたのを、俺は聞き逃さなかった。
…サッカーかぁ、...検討してみようかな。
Aが、俺のことかっこいい、って思ってくれるなら。
それは、面倒くさくない。
━━━━━━━━━━━━━━━
凪くんは、海野くんに対してのみ、全ての物事を面倒臭いと感じなくなります。
「お昼食べるのめんどくさーい...」
「……えっ、今日のお弁当、凪先輩の分まで用意してきちゃいました……」
「たべる」
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んぴ(プロフ) - しずくめさん» 初コメありがとうございます。わわ、ありがてえです😭😭ブルーロック生活！自分自身もめちゃくちゃ楽しみにしてたのでワックワクです！内容全く考えてないんですけど…！ (2022年12月14日 17時) (
レス) id: c825556a95 (このIDを非表示/違反報告)
しずくめ - 初コメ失礼します🙇🏻♀️ んぴ様の小説最近は毎日拝見させて頂いてます！イラストの絵柄もとっても素敵で、小説も本当に大好きです！ブルーロック生活も楽しみにしています！これからも無理のない程度に更新頑張ってください！ (2022年12月13日 22時) (レス) @page46 id: 78a85c27e4 (このIDを非表示/違反報告)
ﾅｷﾞ??(プロフ) - んぴさん» ついにブルーロック!私も読んでいてドキドキが止まりません!!笑 スプラトゥーン大好きなので勝手に親近感湧きます。。えびさんと海野くんの絡みとても楽しみです!応援してます⸜🦐⸝ (2022年12月13日 21時) (レス) @page36 id: 52283d52e9 (このIDを非表示/違反報告)
んぴ(プロフ) - Ranさん» わ〜！！！ありがとうございます！！とにかくアニメに追いつくところまで頑張りたい！って感じです〜笑 (2022年12月13日 20時) (レス) id: c825556a95 (このIDを非表示/違反報告)
んぴ(プロフ) - ﾅｷﾞ??さん» ついに始まります！！やっと海野くんブルーロックに入れられるところまで来て自分でもドキドキしてます笑 (2022年12月13日 20時) (レス) id: c825556a95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：んぴ | 作成日時：2022年12月5日 19時
