【ブルーロック】鮫喰らう。【男主】

第24話　到着 ページ28

貴方side




｢玲王坊っちゃまのお友達様……、お迎えに上がりました。｣

｢エッ……、ばあや…？｣

｢玲王様のご命令により、東京に着き次第海野様を白宝高校へとお連れするように命じられております。｣


｢……あ、ハイ…お願いします？｣



流されるままに、俺は御影玲王の長い車へと乗せられた。

多分凪先輩あたりがわがまま言ったんだろうな…




当の本人である、凪先輩からは連絡が来なくなった、多分試合がもう始まっているからだ。






凪先輩のサッカー、早くみたいな。

















｢到着致しました。既に試合は開始しています、お急ぎされることをおすすめ致します…では。｣

｢ありがとうばあや、たすかった。｣



ぺこり、お辞儀して、グラウンドへと向かう。

騒がしいな、そんなに白熱してんのか？




｢体勢崩しちまえばシュートは打てねえだろ！！

つかゴールに背中向きじゃ完全終了ォ！！！！｣




｢あっ、｣


凪先輩は…なんだろう、ゴリラみたいな人にタックルされて、体勢ががぐらついたらしい。



え、何言ってるんだろう、あの人……。




｢なぎせんぱーい！！！

Aはここで見てますよーーー！！！！



がんばれーーーー！！！｣


いつもなら出さない大声も、先輩を応援するためなら声を枯らしてでも出してやる。


いけ、先輩。


凪先輩なら届く、そんなんじゃ倒れない。




｢！、……よっ、｣


凪先輩は、蠍足トラップを難なくこなして、

その体勢から身体を反転させて、シュートを決めた。










｢ゴーーーーーール！！！！｣

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