いつになったら目の前に現れてくれるの？【stxxx】

▽今の私 ページ7

お腹が痛いです。




今って何限目だっけ。



あ、やばい。



そう、私は今絶賛女子の日。



腹痛が今まで以上すぎて声を出すことも出来ない。



そんな私に気づいたのか海人くんが


か｢先生。Aさんがお腹痛いみたいです。｣



海人くんナイス…




か｢保健室まで連れてくよ。｣




『あ、ありがとう…』





本当を言うとあまり保健室には行きたくなかった。



理由は後々分かるだろう。



か｢着いたよ。大丈夫？｣



『うん、平気。少し休んでから戻るね。』



か｢おう、無理すんなよ。｣


『ありがとう…』


そう返して保健室に入る、


｢大丈夫？女子の日？｣



『は、はい。』


心配してくれたのは保健室の先生。



先生は私とみんなの関係を知ってていつも相談に乗ってもらってる。




『先生、みんなどこにいるんでしょう。早く会いたいんです。私なにかしたんでしょうか…』



｢あの子たちはあの子たちになにか理由があるのよ。｣



『ま、またみんなと保健室で話せますかね』



震えながら先生に聞く。



私たちの話場は毎回保健室だった。


｢信じてればまた話せると思うわ。｣



｢大丈夫。みんなも言ってたでしょ？｢Aには俺たちがついてる。俺らはAの味方。｣って。どこにいてもAちゃんの味方なのよ。｣



『そう、ですね…』



『私、毎日考えちゃうんです。いつ帰ってくるのか。なんで私の前から突如姿を消したのか。また、みんなでお泊まり会したい。遊びたい。ふざけて先生に怒られたい。全部全部…！もう1回みんなと…ｯ！｣




先生に抱きしめられる。



｢先生もわかるわ。私も彼氏に突如姿を消されて連絡取れないまま5年以上経ってるから。辛いわよね。｣



『先生ｯ！』



先生の温もりは暖かかった。



私は眠気に襲われそのまま寝てしまった。

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