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黒鉄side
寝室に帰ってくると消太は早くこっちに来いと催促してくる。
「甘えるの下手くそ？笑」
私はベットまでスタスタと歩き、マットレスの上に座った。
相澤「寝ろ」
「寝ない」
相澤「なぜ」
「もう少し甘えベタの省エネしょうちゃん見てたいから」
相澤「…」
「ムッとしないの、笑。一人で寝れないなら大好きな寝袋ひっぱりだしてこよーか？笑」
相澤「いらん」
少しからかうと消太は私に背を向けてしまった。少しからかいすぎたか
私はそんな消太を追いかけるようにベットの反対側まで行き、向かい合うように横になった。
「寝袋より黒鉄Aをご所望ですか？」
相澤「その企み顔にはいささか腹が立つが…ご所望だ」
布団で顔を半分隠してそう言う消太に思わず破顔する
「御意!笑」
消太が一人でくるまっていた布団に入り込み、ぎゅっと抱きしめた
私はこの体質になってから風邪どころか病気もしない、ご都合主義的な最強体質なので思う存分に抱きしめる
「早く寝て、早く良くなってよ〜」
私は消太の背に手を回し、寝るまでポンポンと優しく一定のリズムで叩き続けた。
私もどんどん眠たくなってきてそのまま目を閉じる
「おやすみ、消太」
翌朝
相澤「行く」
「だめ。37,4度は治りきってない」
相澤「平熱だ」
「いっくら筋肉あるから平熱高いとて病み上がり、てか上がりきってない、微熱です。」
消太は雄英に行くと言って聞かない、私より先に起きてご飯食べて準備を始めだすぐらいだ。
まさか朝からこんなことで揉めるとは思わなかった、とほほな気持ちだよ、、
「校長先生は今日も休めって言ってた、生徒に移したらどーすんの。教師が生徒に風邪移しちゃ駄目でしょ！」
相澤「だが…」
「“だが”なに！！」
相澤「今日は副担のオールマイトも出張で出ている。ヒーロー基礎学を見れるのは俺だけだ。ヒーローまでの道のりは長い。こんな序盤で自習させている暇はない」
「そりゃわかってるけど、、」
おそらくこれを解決せねば消太は這ってでも四肢をもがれてでも出勤することを諦めない
どうしたものか、、、
うーん…
「…分かった、じゃあ私が行く。」
相澤「は？」
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年2月4日 22時
