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しばらくエンデヴァーと会話を交わしていると、エンデヴァーを追った私服姿のホークスが空からではなく、地面を蹴って走ってきた。
「ちょっとちょっと、勝手に退院しないでくださいよ！」
「今日退院するといっただろう」
「駅まで送るって言ったじゃないですか!」
「いらん。」
「えー」
2人は仲良く、、というかエンデヴァーが軽くあしらいながら会話を交わしている。この2人を間近で見られることも会話を聞くことも、ファンにとってはかなり貴重なことだろう。
贅沢な時間であることは理解しているが、私の感情曲線はピクリとも動かなかった。ホークスがエンデヴァー越しに顔をひょっこりと出して私を覗いても、あのときのような漠然とした喪失感も感じないし、私がホークスに特別な感情を抱くことはもうない。
冷めてしまったのだ。
「おはようございます、ひまわりさん。」
『おはようございます、ホークス。』
これから先、幼い頃のようにお互いの名前を呼び合うことはないのだろう。アオキのおかげか私の“けいちゃん”の記憶は完全に過去の思い出になった。
人の寂しさは人で埋めるしかない
これは私にも当てはまることだったんだ。
「事務所にひまわりさんが作ってくれた素敵な花束が沢山届きました。ありがとうございました！」
『喜んでいただけて嬉しいです。花の管理、しっかりお願いしますね！』
「了解ですっ！」
貴方は私を忘れてホークスとして生きる道を選んだ。
でも、私は忘れないよ。“けいちゃん”と過ごした思い出は私が覚えてる。
私は駅に向かう二人の背を姿が見えなくなるまで見つめているとなんだか清々しい気分になった。
“さようなら、けいちゃん。”
“怪我だけは気をつけてね”
ここでようやく、幼い頃の別れが消化できたような気がした。
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やゆよ(プロフ) - あわさん» あ、あわさん？！！大好きな作者様からコメント頂けてとても嬉しいです！“雄英のユーレイ”大好きです！！ありがとうございます！！ (3月29日 21時) (
レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
あわ(プロフ) - ああもうほんっとに！！高評価一回じゃ押し足りない！！ (3月29日 21時) (レス) @page47 id: 62a4013b15 (このIDを非表示/違反報告)
やゆよ(プロフ) - ゆあさん» コメントありがとうございます！全力で頑張ります💪 (3月24日 21時) (レス) id: 1a6e7a7e08 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ(プロフ) - めっちゃ面白いです（ ; ; ）投稿頑張ってください (3月24日 20時) (レス) @page23 id: ce509c1850 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やゆよ | 作成日時：2024年3月17日 9時
