前の席の男子 ページ4
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翌日、折りたたみ傘を鞄に入れ、学校に来た。
自分の席に鞄を置き、深いため息をつく。
すると、私を見ていた前の席の男子が振りかえって私を見てきた。
「篠崎さん、どうしたんだ」
「えっ、いやなんでもないです」
突然話しかけられたかと思うと、彼から心配のようなものをされた。
確か苗字は『土方』
無愛想でクールで頭が良く運動神経も良い彼は女子の間では結構人気がある。
ま、私は好きなタイプではないのだけど。
「それ…」
彼の目線の先は私の持っている赤いうさぎ柄の傘。
「あぁ、これ?なんか返さなきゃいけなくなってさ」
面倒だなーって思って。と少し笑いながら言うと彼は少し眉間にシワを寄せながら「それあいつのじゃねーか」とぽつりと呟いた。
「誰か知ってるの?この神威って人」
「知ってるもなにも、そいつ不良ってことでこの学校じゃ有名だぞ」
不良…。確かに昨日の高杉もそのようなオーラは漂っていた。
不良もこんな可愛い傘使うんだなーなんて呑気に考えていればチャイムがなってしまった。
「ま、がんばれよ」
「うん、ありがと」
彼は最後微笑みながら頭を撫でてきたため、HR中私の顔は終始赤かったのは言うまでもない。
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リタ(プロフ) - ハルさん» こんばんは。これはこれはハーちゃん様じゃあないですか。高杉大好きのハーちゃんに言われるとは……喜んで死に行けます。少し高杉のことで相談しようと思ってたところですので、相談させてもらいますね。私も愛してる!!!次元を越えるほど!笑笑 更新頑張ります! (2017年4月10日 19時) (レス) id: 5e2871c323 (このIDを非表示/違反報告)
ハル(プロフ) - どうもこんばんは。高杉の意外な一面がとてつもなくカッコいいです。めっちゃ応援してます!作品も、もちろん作者さんも愛してます笑笑 更新頑張ってくださいね・:*+.\(( °ω° ))/.:+ (2017年4月10日 18時) (レス) id: 2e04f9adea (このIDを非表示/違反報告)
リタ(プロフ) - 夏みかんさん» 本当に申し訳ありません!頑張って更新します故、楽しみにしていてください! (2017年3月29日 13時) (レス) id: 5e2871c323 (このIDを非表示/違反報告)
リタ(プロフ) - アニオタクさん» はい!頑張ります! (2017年3月29日 13時) (レス) id: 5e2871c323 (このIDを非表示/違反報告)
夏みかん - 更新楽しみにしてます (2017年3月28日 20時) (レス) id: 5894b876c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リタ x他1人 | 作成日時:2017年3月19日 14時