【銀魂】誰にも言うなよ｡

雨の日の出来事 ページ1

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それは私が図書館で勉強をしていて帰るのが遅くなってしまった時のことだった。


「ちょ、なにこの雨」


図書館で勉強していた私は図書館の人に「もう閉館ですよ」と明らかダルそうに言われ出てきたばかりだった。
私が自動ドアを出た瞬間図書館の人は図書館の電気を消し車で早々に帰ってしまった。
私は慌てて図書館から出てきて閉まったせいで傘を置いてきてしまった。

土砂降りの雨が降り注ぐなか、スクールバッグ片手にここから程遠い家まで帰らねばならぬのか。
明日は熱決定だな。






図書館から家へ走る途中、独り言をぶつぶつと呟く。


「パンいちぱんこの彼氏はブスで臭くてキモい男である＿＿＿」


と、わけの分からん話をつくって一人寂しさを忘れさせるように語り続けていると電信柱のした、光に照らされている学生服を着た人がしゃがんでうつむいていた。

私の通る方からは顔は全く見えないため、誰かは確認できないが、こんな土砂降りの雨が降っているなか傘もささず外にいるやつにろくな者はいないだろう。(※あなたもです)


横目で足音もできるだけ小さくしながら横を通り抜ければ背後から聞こえてきたのは「にゃー」と言う可愛らしい鳴き声。

ばっと勢いよく振り向けば学ラン男が私をまじまじと見ていた。






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