四季紡ぎ。

チャンス到来？【泡沫 沙織里】 ページ35

「……ん？おはよ〜」


おはようとは言っても、眠りから覚めた訳では無い…私は、どうやら気絶をしていた様だ。
取り合えず、目を覚まして辺りを見渡し状況確認をしなくちゃ…て、なんか鉄クサッ!!


「鉄の臭いがすると思ったら、血が出てるや……あーあー……帰ったら、服洗わなきゃ……」


私の近くにも、誰かがもう一人倒れている様だ……いや、よく見ると結構辺り一面が大変な事になってるし……。

それにしても……この人、なんで私の近くに……

あ!!もしかして、私を助けようとしてたとか!!

うわ〜、なんか心配かけてごめんなさい!!


「と…取り合えず!!この御方をガードしとかなければぁ!!」


私は直ぐ様に、この人の防御壁を作った。イヤー、面目無い!!


「これで、大丈夫……かな？」


はぁー、それにしても……この地獄絵図な状況どうしよう？

破壊者も、さっきより増えて来てるし……絶望的にオワタ？


「いや？ちょっと、待てよ……これ位居るんなら、コイツら倒したらかなり量が減るんじゃ……」


ピカーン!!

これは、チャンスですよ!!この破壊者をフルボッコのチャンスでっせ!!


「ククク……こうなりゃ、一匹残らず駆逐して……みんな、フルボッコにしてあげるから!!」


私は、そう言うと腕のリングを外して大量の【シャボン玉】を奴等に投げかけた……


「季寄せナメんなよ〜!!」

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