ねぇ？僕だけを愛して？ (ページ49)

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#47(猫うどん視点) ページ49

ぶどうさん、ぶどうさん。

僕の中には、ぶどうさんしか居ないんです。

ぶどうさんだけが僕のゆういつの生き甲斐なんです…。

僕は、ずっとぶどうさんのそばにいたい…例え間違っていたとしても、貴方がそれを望んでいなくても……ずっと…。

ごめんなさい、こんな身勝手な僕で。

ごめんなさい、道を間違えてしまって。

ごめんなさい、ごめんなさい……。

ぶどうさんは、

僕を心の奥底から愛してくれていますか？

ぶどうさんは、どう思っているの？

やっぱり、嫌いですか？幸せじゃないですか？…消えたい、ですか？

僕はぶどうさんを殺したくもないし、死んで欲しくもない。

でも本当に…ぶどうさんがそれを望むなら…

＿＿＿僕の自らの手で、殺してあげましょうか。

……きっと後悔する。自分の行動に。絶望して、幻想に浸かって…きっと、希望を失くす。

僕らの人生に、ハッピーエンドなんて無いのかもしれない。

でも、僕らにとってはハッピーエンドなのかもしれない。

他の人達はきっと僕らの真実を、僕らの気持ちを知らないから

そんなこと、有ってはならない。ダメだ。

なんて言う。お前らに何が分かる？お前らに何ができる？

どうせ、一人二人がこんなちっぽけな世界で死んだって

ニュースになるだけ。

結局は全部他人事。全て、自分の為。

この世は、理不尽と嘘で出来ている。

誰かが言っていた…本当にその通り。

どうして？なんでこんな世界で生まれたんだろう。

誰か助けて……この''世界''という牢獄から、僕たちを救ってくれませんか？

どうかどうか＿＿＿＿＿

「……………」

あぁ…夢か…

ぶどうさんは……寝てるね。

ぶどうさんの心は闇に塗れて、黒くて黒くて……

僕の心みたいに、醜くて…美しくて…脆い。

ぶどうさん、僕はいつまでも貴方を愛してる。

ずっと…だから

＿＿＿＿＿＿＿一緒に、旅立ちましょう？この世界から

＿＿＿＿＿もう、過去なんか思い出さなくていいように。

＿＿＿＿＿もう、後悔しなくていいように。

＿＿＿＿＿溺れて、溺れて……消えてしまいましょう？

＿＿＿＿＿二人で。二人だけで、永遠の眠りについて、夢を見ましょう？

＿＿＿＿＿僕らしかいない、幸せな……

＿＿＿＿＿未来を。

ポタ…

「ふふ……もう、いいのかなぁ…諦めても。」