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☆1 ページ1

「おはようございます」



一年前から僕のスタッフとして毎日この家に通っているAちゃん。



若干猫目で金髪の髪の毛は近寄りがたい雰囲気を出しているけど、
実際話してみると案外ノリが良くて面白い。



いつも白いシャツに黒いズボンかスカートをはいていて、
背中には少し重そうなブランド物のリュックを背負っている。



ま「今日も荷物重そうだね」



「パソコン入ってるのでどうしても重くなっちゃいますよね」



「肩凝る…」と言いながら当然のように僕の隣に座って作業を始める。



ま「あ、あの、僕、コーヒー持って来る!」



危ない、こう見えてAちゃん天然タラシだから。



「ありがとうございます」



カタカタと手際よくお仕事依頼メールを処理しているAちゃんを眺めていると、
耳元にキラリと光るピアスが見える。



ま「ピアス開けてるんだ?」



「はい。あれ、知りませんでした?」



ま「うん、つけてるとこ今日初めて見たかも」



「そうですか。可愛いですよね星」



そう言って髪を耳にかける仕草にドキッとする。



ま「う、うん!」



もう、僕は何歳だよっ



いい歳した大人なんだから…



コーヒーを入れてAちゃんの向かいに座ると、星のピアスがよく見える。



確かに可愛いかも…。



じっと見てるといきなり耳を手で隠す彼女に「どうしたの?」と聞く。



「いえ、あの、あげませんからね」



ま「ぷっ、いらないよ」



「じゃあこっち見てないで作業してください」



ま「はーい」



少し頰が赤いような気がするけど気のせいかな?



気のせいじゃないといいな。



なんて、言えないけど。

☆2→



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設定タグ:歌い手 , まふまふ , そらる   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:ぎんさむ | 作成日時:2018年6月20日 1時

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