119 ページ27
あれから月日は流れ…三月。
この半年間、私は自分の道を決めて一生懸命勉強した。
そして見事大学に合格。
凛も喜んでくれた。
そして今日は…ついに水泳部三年全員が引退する日。
久々に私も水泳部に顔を出した。
去年のお兄ちゃんと同じように、伝統の100m100本を後輩部員と泳ぐ凛。
みんなは凛のペースについていけないようでぐったりしている。
あの元気なモモまでも、勘弁してくれと言っていた。
萌「A先輩！来てくれたんですね！」
『やっほー萌ちゃん！当たり前でしょ？』
なんて久々に萌ちゃんと話す。
『三年も今日で本当に引退か…』
萌「そうですね…本当寂しいです。…あ！ドリンク追加しないと！」
なんて慌ててドリンクを追加しに行く萌ちゃんについ笑ってしまった。
なんとなく、一年の頃の私に似てるなぁ…なんて。
宗「おーおー、ニヤニヤしてる不審者発見」
と、いきなり頭を鷲掴みされる。
『いっ、たい！宗介さん！私ですよ！不審者じゃない！』
慌てて掴まれている手を掴み返す。
宗「あぁ…なんだ、Aか。うちの部員みてニヤニヤしてるから不審者かと思ったわ。」
『いや、確かに笑ってたけどさ！顔見れば私だってわかるでしょーが！！』
私よりも大きな宗介を見上げながら言えば、悪りぃ悪りぃと笑いながら、崩れた髪を直すように撫でてくれた。
凛「おい、二人で何してんだよ…。」
そこにやってきた凛。
『あ、凛！終わったの？』
宗「安心しろ、少し話してただけだ。嫉妬すんなよ。」
凛「おう、終わった…って、宗介！！別に嫉妬なんて…っ」
と、言いながら顔を赤くしながら目を逸らす凛。
『え…凛、嫉妬してくれたの？嬉しいんですが…！！』
凛「うるせー、ドリンク持ってこい(元)マネージャー。」
『はいはーい！』
今なら凛の言うこと全部聞けちゃうかも！なんて思いながらドリンクを取りに行った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 666人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アコ(プロフ) - ゆっちゃんさん» 最高だなんて、ありがとうございます！未だにこの作品を読んでくださる方がいてとても嬉しいです。スタートからかなり時間が経っているのでDFの方は書き方などが変わってしまっているかもしれませんが、もし良ければそちらも読んでくださると嬉しいです！ (2019年8月22日 23時) (
レス) id: f73a02885d (このIDを非表示/違反報告)
ゆっちゃん(プロフ) - 最高でした……尊すぎてずっと1人でもがいてました笑 いやもう宗介に告白されるとことか最後のプロポーズとかずっと泣いてて…………(語彙力) 今気づいたんですけど3年前の作品なんですね！こんな月日が経っても最高な作品に出会えてよかったです。 (2019年8月20日 1時) (レス) id: 753b9a62df (このIDを非表示/違反報告)
ゆきみだいふく(プロフ) - とっても素敵できゅんきゅんするお話でした！！本当に完結して欲しくないぐらいです！突然のコメント失礼しました！m(_ _)m (2016年8月26日 2時) (レス) id: 848ff3036d (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - アサキさん» ありがとうございます！ニヤニヤしてもらえるほどなんて嬉しいですww (2016年1月22日 0時) (レス) id: ac9b09a8cc (このIDを非表示/違反報告)
アサキ - 本当にこの話何回見ても面白いです！電車で読んでてニヤニヤしますwwww私本名がアキなのでめっちゃ親近感ありますwwwww (2016年1月21日 15時) (レス) id: 9ec2655fcb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アコ
| 作成日時：2015年7月29日 0時
