【呪術廻戦】生意気な後輩が入学してきたのだが【男主】

「俺を誰だと思ってんだよ」 ページ30

『このコーラ全部甘くするのもったいないから、パイセンの口の中で実験しよ』


まずコーラを口いっぱいに含ませて、その後メントスを3つ入れる。

飲み込まないで口の中でちゃんと味わってね。

甘さに1分我慢出来たら最強パイセンは甘さに最強って認めてあげる。



そんなAの説明に、甘さに最強って何だ。とその場で思ったのは傑だけ。
悟はもう新しいお菓子とこの実験とやらに興味津々だ。


『準備いー？怖かったら逃げてもいいッスよ』


悟「俺を誰だと思ってんだよ」


まんまとAの思いどおりになってるなと思いながらも、これから起こることを考えた傑は悟からバレないように数歩離れた。


『傑パイセン、1分数えて』


傑「ハイハイ(数える必要ないだろ)」



悟の右手にメントス3つ、左手にコーラを持たせた。



『じゃあ、よーいドン！』


Aの合図と同時に、悟は言われた通り口いっぱいにコーラを含み、それに続いてメントス3つを放り込む。


口を閉じた悟の頬はハムスターの様に膨らんでいた。


その時、悟はワクワク顔でケータイを構えているAに気づく。


しかし、それと同時に口の中の違和感も感じ、我慢することが出来ず口の中のものを盛大に吹き出した。


悟「ゴホッゴホッ……ン"ンンッ…ゴホッ、」


ケータイを構えながらゲラゲラと笑うA。
傑も笑うのを堪えているのか、俯きながら肩を揺らしていた。


噎せて咳き込んでいた悟はやっと落ち着いたが、何が起こった？という顔をする。


『ヤバすぎ！！ムリ笑いとまんねぇ！』


傑「悟っ…大丈夫かいっ？」


悟「笑ってんじゃねぇ！！傑も！！」


何なんだよ今の！と怒っている悟。
それでもゲラゲラと笑い続けるAは説明してくれない。


落ち着いた傑が仕方なく悟にメントスコーラというものを説明した。


『いやぁ、いい実験だったわ！最強パイセンはメントスコーラに勝てないってな！』


そう言ってまだ笑いながら「建人たちに動画見せてこよ」と部屋を出ていくA。


しかし、直ぐに戻ってきた。


『汚したのは自分で片付けましょうね、最強パイセン』


そう言っていい笑顔を残してまた出ていってしまった。


その後、悟の「ふざけんなあああ！！！！」という叫び声が寮中に響いた。




悟「傑」

傑「手伝わないぞ」

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