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27.次は岩鳶祭で! ページ28

文化祭が終了し、後夜祭のキャンプファイアーの近くにみんなで腰を下ろした。


木と木の間に職員室から借りてきたロープを張り、みんなの濡れた制服を干して乾かす。


百「ちょー楽しかったっす!!」


愛「うん!僕も!」


真「またやりたいね!」


すると、渚が思いついたように声を上げた。


渚「そうだ!来年は岩鳶祭でやろうよ!」


怜「いいですね!そしたら皆さんも遊びに来てください!」


愛「是非!」


百「俺も行きます!」


来年の話で盛り上がる後輩たちを、3年生は優しい目で静かに見ていた。


凛「俺たちも行くか…なぁ、宗介。」

宗「そうだな。」


両手を頭の後ろで組みながら寝っ転がる凛が宗介を見ながらそう言えば、宗介と凛の間に座っていたAの顔がパァっと輝いた。


『岩鳶祭!何食べようかなぁ…やきそば、たこ焼き、フライドポテト、かき氷!それから…』


凛「お前の頭は食べ物でいっぱいか。」


宗「それに、来年の話だろ。気が早い。」


次々と食べ物名前を挙げるAに呆れた表情を浮かべる凛と宗介。


渚「実は僕、前から宗ちゃんと話してみたいと思ってたんだ。」


怜「僕もです!同じバッタの選手として話を聞きたかった。」


渚と怜の言葉に、宗介はぶっきらぼうに顔をそらす。

宗「別に…いつでも聞けばいいだろ。」


そんな宗介を見て、凛は小さく笑いながら目を閉じた。


そしていつの間にか渚と怜の間に移動していた百太郎が2人に聞こえるくらいなの声量で話し始める。


百「宗介先輩、黙ってるとちょー怖そうなんすけど…実はちょー優しいんすよ!」


渚「そーなんだー!」

宗「何の話だ。」


渚「うちのハルちゃんとマコちゃんは実はねぇ〜…」


突然自分たちの話をしだした渚に、真琴と遙が声を上げる。

真「なぎさー!」

遙「おい。」


渚「まだ何も言ってないよ?」


真「嫌な予感しかしない!」


慌てる真琴他所にし、凛が口を開いた。


凛「言え!渚!」

真「りんー!」


そんな光景に宗介が珍しく笑った。


『あ!宗介が笑った!』


みんな渚たちに注目している中、Aだけが宗介の笑ったところを見ていたようで、嬉しそうに一緒になって笑う。
そんなAの頭を宗介はポンポンと撫でた。

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かのい(プロフ) - めっちゃ面白です!続き作って欲しいです!!! (2018年5月17日 17時) (レス) id: 496fc58da6 (このIDを非表示/違反報告)
ぴかり(プロフ) - マジこの作品最高です!!宗介推しなので幸せです!!! (2018年1月2日 21時) (レス) id: 93c4762313 (このIDを非表示/違反報告)
かほ(プロフ) - 素敵過ぎて大好きです続き見たいです!!! (2016年12月24日 11時) (レス) id: ecda9cfb15 (このIDを非表示/違反報告)
マイ - ほんと面白いです!いっきに全部読みました!ありがとうございます! (2016年12月13日 4時) (レス) id: 20749a2ad6 (このIDを非表示/違反報告)
あすか(プロフ) - この小説とっても面白いです! 引き込まれます。できれば続編を読みたいです! もし作ったら教えてください!! (2016年11月11日 19時) (レス) id: 53627d6798 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アコ | 作成日時:2016年4月1日 23時

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