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あとひとつ角を曲がると家が見える。



時間にして20分ぐらい。




さすが宏光くんって感じのトーク力で、

一切会話に困ることなく

楽しい帰り道を過ごせた。





「ありがとね、宏光くん。」


「いーえ!」


「ほんとにいっぱい迷惑かけちゃって…」


「迷惑なんて思ってないからいいんですよー?んふふ」





角を曲がってすぐ、
見飽きたアパートの前に車が停まった。



運転席の窓に腕をかけて、
顔だけをひょっこりと覗かせてる宏光くん。





「ほんとありがとう。」


「あんま無理しちゃだめだよ?」


「うん…そうだね」


「ん。よし」




あたまにポンと手が乗ったかと思ったら、
ビニール袋が目の前に突き出された。








「はい。これ、あげる。」


「え?」








中を覗くと、
そこには私がずっと好きだと言っていたゼリーが。









.

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:None [ノン] | 作成日時:2018年9月19日 23時

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