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いつのまにか私のなかで宏光くんは、
なくてはならない存在になっていた。





宏光くんと仲良くなる前は、
どんな生活をしてたっけ?

そんな簡単なことを思い出すこともできない。









本当に大切で、大切で。

だからこそ。

宏光くんには幸せになってほしい。









私なんかが隣にいちゃいけないんだ。









「いっぱい優しさで助けてもらったから…

私はここから1人で頑張らないと」




「そっかー、そんなこと考えてたんだ」






男の人にこんな言葉を使うのは間違ってるかな。
空を仰いで呟く宏光くんがとても綺麗だ。



空と海の力強さを背負ったように立つ宏光くんの後ろ姿が少し遠く見えて、名残惜しさを感じる。




こんなによくしてもらっておいて、
まだ名残惜しいなんて考えバチが当たる。









「ほんとにありがとう。宏光くん」









これから美味しいものを食べたら誰に報告すればいいんだろう。

「ほんと食い意地だけは世界一だな」って私の二の腕を掴む意地悪な宏光くんを思い出す。









誰と一緒に買い物に行けばいいんだろう。



きっとこれから先、

「どっちがいいと思う?」って面倒な質問をする私に、あれほどステキな言葉をくれる人はいないだろうな。

「どっちも着て欲しいから、俺が買う」なんて。






私に見せてくれた宏光くんの色んな一面を思い出しては、

やっぱり完璧だなって、

私が誇らしくなっちゃう。









「Aちゃん?」






名前を呼ばれてそっちを向くけど太陽に照らされた宏光くんがまぶしくて、なにも見えない。

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設定タグ:Kis-My-Ft2 , 北山宏光   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:None [ノン] | 作成日時:2018年9月19日 23時

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